家庭菜園 半数が挫折? | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

幅広い世代で野菜作りに取り組む人が増えた結果、農機や殺虫剤の売り上げが伸びている。土や緑に触れる楽しみはもちろん、安全で安心な食品を求める動きが追い風となり、関連メーカーも講習会の開催など新たなファン層の取り込みに力を入れ始めた。

このような記事があったが、空前のブームにしては半数近くの4割が1年続かないと書いてある。

読むと、意気込んでいるのは耕運機メーカーや苗や肥料や殺虫剤メーカーばかりではないか。

最後には、


「新規顧客の開拓ととともにいかにつなぎとめを図るか。関連市場を育てるには、各社の知恵がカギとなりそうだ。」

・・・と、書いてある。


しかし、いかに繋ぎとめるか考えなければならないほど菜園はややこしいものなのか。

野山の草は勝手に生えて来るし、放置した畑の草も息を吹き返したように生えて来る。

草も野菜も同じ植物、そうではないと言う方がおかしい。

共に勝手に生えさせて邪魔になる草の上だけをむしれば済むことだ。

頑張ってたくさん食べたい人は草を野菜に置き換えるくらい種を撒けば良いではないか。

種は自分で採れば安上がりで、買っても幾らもしない。

余計な経費や労力を使うよりはるかにマシだと思うが。

大半の農家は衰退し、会社務めで得たお金を農地につぎ込んでいる。

盛りあがっているのはそれに群がる関連業者だけのようで、ホームセンターも大繁盛だ。
人は安全、安心と言う言葉に弱すぎる。
それらは言葉の響きで判断するものでもなく、食の本質を知ることで理解出来る事。

彼らは力が入っているようだが、聞く方は力を抜いたほうが良いのではなかろうか。