糖尿病の矛盾 2 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

糖尿病について言うなら、何処の臓器が故障したと言うより「代謝機能の不全」と言った方がわかりやすい。

心臓病や高血圧などのように塩分摂り過ぎもまた同じようなもの。

糖や塩分のコントロールが効かない人がこれだけ多いのは尋常ではない。

糖や塩が悪いのが先か、体がおかしくなったのが先か、そう考えれば二つに一つしかない。

理由もなく体がおかしくなるはずもない。

狩猟民族の野人が言うのはおこがましいが、世界中の学者がこれだけの時を費やしていまだに原因が特定出来ないのは最初の思考回路が間違っているからだ。

そこに「理」がなければいくら大勢で積み上げようが理論は迷走、崩壊する。

糖や塩のどこがおかしいかは、歴史をたどり生命の本質を知ればわかるだろう。

それを元に戻して見れば答えは出るはずなのだが、誰もやらないから野人がやるしかない。

周囲に生えている普通の植物と海水を適度に摂れば済むことで実験室も必要ない。

動物の体は余計なものを排出するように出来ている。

だからこれだけの複雑な食生活の中でも人は生きて行ける。

粗食であっても最低限必要なものさえあれば動物の体は順応する。

今のすべての食品は加工され人の手が加えられたものだ。

糖か塩かと言うなら生命に重要なものは本来の塩でありそれが生体の代謝を司る。

つまり生命の源である「海水」を摂れば元に戻るはずだ。

今の塩が海水そのものかどうか調べればわかる。

「出来るだけミネラルを豊富に」は完全ではないと言うことになる。

高価な岩塩だろうが何だろうが、水に溶けば元の海水に戻るかどうかだけだ。

生命の本質を理解せずに、植物同様に手を加えてはいけないものまで加工してしまったようだ。