ガン戦争 1 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

NHKの特集でやっていたが「ガン戦争」と言う言葉がある。

40年前にニクソン大統領が提言してからほとんど進んではいないと言うが何故だろうか。

番組を見ていて違和感が大きかった。

野人の思考回路とはまったく逆の方向にばかり進んでゆくから頭がついて行かないのだ。


番組では、「生きていること自体がガンを生む」と言っている。

数千億の細胞が生まれ変わるのだがコピーの失敗が起こる。

そして、複雑な生命体を維持するのは難しく、ガンにならないほうが奇跡だとまで言ってのけた。

じゃあ野人は奇跡の人なのか・・


ガンは「ガン遺伝子」が原因で、非常に強い生命力を持ち、放射線や抗がん剤にも抵抗力を持つ強靭な細胞になると言うのだが、そもそも何故ガン遺伝子なるものがあるのか、遺伝子は引き継がれるものだが、そんなものがいつ生まれたのか肝心なことは言わなかった。

これではまるで観察会汗だ。


そもそも、いつからガン細胞が台頭してきたのか、近代ではないのか。

それはガン細胞が強くなったのではなく、人間の細胞が弱くなり、対抗出来なくなったからではないのか。

ガン細胞がここに来て急に強くなった理由は何処へ行ったのだろうか。

何故人間の細胞がガンに負けるほど弱くなったのか、はっきりした理由がなければ弱くなるはずもない


進化とは外敵、内敵と戦いだ。

何万年もそれを超えて来た生命は人間が思っている以上に完全だ

がんは人間が自ら生み出、さらにややこしくした病気なのだ。


大切なことはガンと戦うことではなく、自らの細胞機能を元に戻す」ことではないのだろうか。


2に続く