野人流「湿潤療法」のすべて~ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

広がりつつある「湿潤療法」については昨夜紹介したが、野人流の傷の治し方は医者の手も借りず湿潤シートも使わない。その昔猫のミケから学んだ方法だ。猫は傷を負うと傷口を乾く間もないくらいひたすら舐め続ける。薬を塗ってやっても舐めてしまうから効果もない。傷口や薬が美味しいはずがないのだ。不味くて痛いだろうにそれでも舐め続ける。教えられるわけでもなく他の猫も犬も野生の動物もみなそうするのだ。口がとどかず舐められない箇所だけかさぶたになり、人と同じような仕組みと速度で治癒する。しかしながら舐めて治した傷のほうが問題にならないほど早い。舐められない頭の傷を消毒したり、薬を塗ったりすると必ず膿んで治りが遅くなった。生き物をそのような視点でじっくり観察していれば明確な答えが出る。ミケはとっくにあの世に行ってしまわれたが、今でも感謝しているにゃあ~。

余計なことをすれば治癒力の邪魔になるだけ。放っておいても治るが、舐めればもっと早いと言うことなのだ。これが野生の湿潤療法だろう。医学の湿潤療法との違いは、野生は「唾液」を使うと言うことだ。唾液には強力な傷の修復酵素が含まれる。だから口中の血はすぐに止まり傷はすぐに治る。口は生きていく上でもっとも大切な器官だ。皮膚と違って常に食べ物や水を入れるから雑菌にも晒される。全治三日などとは言っていられない。唾液で皮膚の傷を舐めるという事は「湿潤効果」だけでなく、「修復酵素」で治癒力のスピードが高まると言う事だ。この道理は最近わかったが、「ツバをつけりゃ治る」と言う昔からのことわざには根拠があるのだ。ただ、ツバをつけるだけでなく「舐め続ける」ほうがはるかに効果がある。別に舐めなくてもツバを塗り続ければ良い。乾くと適当に塗る。かさぶたになるまえにツバで塗らせばよい。そうして治した傷が、野人のこの膝の傷だ。

血が出たら、ツバを何度かつけると血は止まる。乾いていたらまたつけるが適当でいい。

いつまでも放っておけば「かさぶた」になってそこからは通常の自然治癒。かさぶたが出来ないようにツバで濡らせば「自然治癒力+修復酵素」で早く治るのが道理だ。かさぶたは血小板が固まりバリヤーを作ったものだが、防護と皮膚の乾燥を防ぐ為の最高のシートで、まあバンドエイドみたいなものだ。表面の乾いた湿潤シートと思えば良い。傷の修復を邪魔するガーゼが最悪と言うのもわかるだろう。かさぶた治癒よりもツバで乾かないようにしたほうが治りが早いのは間違いない。人は本能を失いつつあるようだ。さらに自然界から学ぶ事も・・・・医学の視点もおかしい。もっと外で遊びなさい。


昼 膝の擦り傷 適当にツバを~
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夜  乾いたら たまにツバを~
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翌日  ほれ~ 時間の問題
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まず小さな傷で練習してみなさ~い


大きな傷も同じだが・・