昔お世話になったヤブツバキ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

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緑のがくを外して・・
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芯を抜いて 花の中の蜜を吸う
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山にヤブツバキが咲いていた。椿は園芸品種としても多彩だが、やはり野人は慣れ親しんだ野山の普通のヤブツバキがいい。この椿には子供の頃随分お世話になった。野人の大好物のエサだったのだ。木に登って片っ端から花をとり、蝶の様に花の蜜を吸っていた。色んな花の蜜を吸ったがやはりこのヤブツバキが一番甘くて旨かった。これからは「バタフライ・ムー」と呼んでくれ。簡単だが、蜜の吸い方を伝授する。花の根元にある緑のガクをむしり取り、心棒であるオシベを抜いて、空いた穴に口を付けて吸い出すのだ。かすかに甘味があるのだがこれがまたやめられず片端から吸いまくった。山に行くのが面倒で近くの神社で済ませたことがある。30個くらい吸って、翌日もまた小学校の帰りに吸っていたらそこのバアちゃんに叱られた。「犯人はタカシちゃんね~! 花の掃除が大変なんよ!」と・・一緒に掃除しながらバアちゃんが言った。「花の蜜ばかり吸ってたら蝶々になるんよ」と。

椿の葉はワラビの「アク抜き」にも使えて便利だ。重曹と違って緑鮮やかで歯ごたえも良い。このブログを始めた頃、3月21日の植物の活用にやり方は書いてある。


ワラビは椿でアクが抜ける

http://ameblo.jp/muu8/entry-10081623264.html