ニキビは一週間で完治する | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

テレビのコマーシャルでニキビの集中ケアの製品をやっていた。何千円もかかるようだがバカバカしい。「日本人本来の美しい素肌へ」・・? おかしなことを言う、素肌とは何もしない肌のことではないのだろうか。何でも数十年研究開発して「毛穴の中のニキビ菌」とやらを撃退する薬が出来たようだが、それを毎日使い続けろと言うことなのだろうか。使わないとまたニキビ菌がウジャウジャと~(笑)聞いていたら野人の頭までおかしくなりそうだ。ニキビなどは元々出来るはずがないのだ。余計な事をしたから肌が正常に機能しない、その産物だ。石鹸での洗顔をやめたら1週間で完治する。それだけのことではないか。ニキビ菌だろうが大腸菌だろうが、得体の知れない細菌は空気中にうじゃうじゃいる。動物はそれらとともに何万年も暮らしてきたのだ。いくら洗剤で洗おうが駆逐できるはずがない。だからそれらに対抗する「仕組み」が出来たのではないか。

表皮の微生物が健全ならニキビ菌ごときがのさばることなどない。ニキビは自らの人災だ。

ニキビは青春のシンボルとも言われてきたが、たしかに十代後半は分泌が盛んだ。だからニキビが出来るわけではない。大量の分泌物の掃除をする微生物がいないからだ。子供の頃から習慣のように石鹸を使っていて、掃除が間に合わなくなるのが思春期。個人差はあるが、大人になってからの吹き出物や湿疹もまったくこれと同じ原理だ。読者で看護婦の「ぴんく」さんに聞いてみたが、顔に出る人は体にも出ているようだ。また、顔中ひどいニキビで10年間も悩み続けた同僚がいたらしい。彼女は日に5回は薬用石鹸で洗顔していたという。ぴんくさんの進言で洗顔をやめたら1週間で「跡形もなく」消えたと言う。同僚は大喜びだったようだが、彼女の苦しんだ10年間は何だったのだろうか。世の中の常識がそうさせたとも言えるが、あまりにも可愛そうだ。

ぴんくさんは今年からすべての入浴剤をやめて絶好調だ。湿疹と体臭に悩むおっさんにも勧めたようだが、実践数日間で背中の湿疹と体臭が無くなりつつあると言う。

彼女の20代の息子は風呂で体に石鹸は使わないのだが、シャンプーして大事なところだけ石鹸で洗う。つまり顔はシャンプーまみれになるのだ。体にまったく湿疹はないが、顔はニキビで、大事なトコはインキンタムシにかかっているようだ(笑)石鹸効果を証明する面白い話ではないか。看護婦の経験から、顔だけニキビで体は何ともない人は見たことが無いらしい。