歯痛は歯磨き粉をやめれば止まる | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

野人の会社には四国の山奥から出てきた色黒美人だが頑固な女子社員がいる。ヤマハ時代も部下だったが、この会社を興した時、君はうっとおしいから来なくていいと言うのに参加してきた。親父が郵便局長だったせいか頭が固すぎる。野人が石鹸を使わないのは昔から知っていて、いつも不潔男扱いされてきた。不潔な野人は臭わないのに、「何で毎日洗う私は1日で汗臭くなるの!」と天に向かって吼える度に、「清く正しい道を歩かないからだ」とアドバイスをしてきた。その彼女は野人に内緒で昨年の夏から石鹸とシャンプーをやめていた。それまで徐々に回数を控えて完全にやめたようだ。それを聞いたのは昨年11月で、若い頃の髪の色艶、感触が戻ったらしい。背中の湿疹も治まり体臭もしなくなったようだ。しかし歯磨き粉だけは使っていた。白い歯願望が強かったから仕方がない。その彼女に昨日、「歯磨き粉は口臭と虫歯と歯周病の最大の原因、歯磨き粉やめたら歯痛も一発で治るはずだ、誰かいないかなあ、実験したい」と言うと、「私も絶対にそう思います、試しましたから」と言う。11月に断続的に歯痛が続き、歯医者へ行く寸前に歯磨き粉をやめたら翌日から歯痛は治まり、それ以降は何ともないから放ってあるという。要するに磨くと痛いし、染みるから不精したのだろう。口内の微生物と粘膜の機能が正常に戻れば傷みも腫れも治まるはずだ。口内の仕組みは外気に触れる皮膚よりもはるかに優れている。血もすぐに止まるし化膿する事も無い。化膿する事自体がおかしいと考えたほうが良い。動物が生きる為の最も大切な器官なのだ。歯磨き粉を使わない人には歯痛も化膿もない。