口臭の最大の原因は歯磨き粉 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

また野人が非常識な事をと思う人も多いだろうが、やってみれば誰でも数日でわかることだ。最大の障害は小さい頃から習慣付けられたつまらない「常識」だけだ。

人は何時頃から今のような歯磨き粉を使い始めたのだろうか。使い始めた時から虫歯や歯周病など口内の病気は急激に増えている。それまでにも塩や野草などが歯磨きに使われていたがそれらは何の問題もない。口内の機能を妨げるものではないからだ。現在の薬用などのチューブ方式のものがテレビの普及と共に急激に普及してから虫歯も急増した。子供の頃はまだまばらだった歯医者が足りなくなり、予約制で数時間待ちがザラになったのがその証拠だ。人工はそこまで急激には増えていない。歯医者は儲かるという常識が生まれたのもこの頃からだ。確かにコンビニと同じで異常だ。場所によってはコンビニの数よりも多い地域もあるくらいで、今は昔の栄華は望めないようだ。逆に医師不足が深刻だがこれもおかしい。病人が異様に増えたということだ。今や医者にかからない人のほうが珍しいくらいだ。高齢者のほとんどが病院へ通っている。その原因もこれからわかりやすく野人流の思考で解き明かして行くつもりだ。

歯磨き粉の良否、成分はともかく、これだけ結果がはっきりとしているなら止めてみればわかる。違いに気づいたり、本能でやめている人もいる。野人の記事で歯磨き粉をやめてそのはっきりとした違いに気づいた読者も増えているのだ。石鹸と同じで結果はすぐに出るはずだ。歯磨き粉を使っていないとは言えても、「歯を磨かない」とはとても言えないものだが、本来はそれも必要がない。しかしブラッシングは何の問題もない。口内に食べもの以外の「異物」を入れなければ良いのだが歯磨き粉は洗剤なのだ。口内も皮膚も同じものだと考えれば良い。石鹸は本来存在する微生物を一掃、汗腺から出た有機物の分解を妨げる。そして人が彼らの代わりに毎日皮膚を掃除しているが追いつかなくて汗臭くなっている。いくら石鹸で洗っても汗をかけば数時間で腐敗するからだ。口中は複雑でいくらブラッシングしようが歯磨き粉をまんべんなく使おうが、歯の表面や隙間に付いた有機物を完全に除去する事など不可能に近い。残量は個人差があるだろうがそれらは口内で必ず腐敗する。高温多湿の口内では数時間で腐る、それが「口臭」だ。口内の仕組みは皮膚と同じように上手く出来ている。微生物が常駐し様々な働きをしていることは知っているはずだ。食べかすなどあっと言う間に分解してしまう。だから歯磨き粉を止めると数日で微生物が正常になるから口臭はなくなる。胃など他に原因があるものは別にして口内の臭いは完全に消えるはずだ。生ゴミ処理でもわかるだろうが、腐敗と違って醗酵分解は腐敗臭がしない。歯の表面はツルツルにはならないから違和感はあるだろうが、数日放置して歯ブラシで磨いてその汚れを嗅いでも絶対に臭わないのだ。

テレビの初期の頃は「朝起きたら歯磨きを」が合言葉だったが、今は「毎食後」らしい。

口臭が嫌なら二時間おきが妥当だろうが、付着したカスの一掃が無理な以上それも無駄な事がわかるだろう。口臭が嫌でたまらない人は試してみれば良い。簡単なことだ。目覚めてすぐに「ハ~!」とやっても、口内が気持ち悪いにもかかわらず臭わないはず。口内に口臭防止スプレーをかけることほど愚かな事はない。口はトイレではないのだ。