病気にならない方法「原因と対策」1 | 野人エッセイす

野人エッセイす

森羅万象から見つめた食の本質とは

人を含めて、地球上の生き物は簡単に病気にならないように出来ている。

存在するすべての生き物は何重もの防御システム、免疫システムに守られている。

長い時間を経てそのように進化してきたのだ。

外皮は微生物が細菌の侵入を阻止し、内部では白血球が外敵を殲滅する仕組みになっている。

体を構成するそれぞれの細胞も精巧に出来ており、外的な事故は別にして自分が原因の病気はほとんどないと言っても構わない。そうでなければその種はとっくに滅んでいる。

現在地球上で病気が蔓延しているのは人間と、人間が関わった動植物だけなのだ。

家畜やペット、野菜や果物がそれに当たる。

自然界を観察していればその違いは歴然だ。

自然放置するほど病気がなく、深く関わるほど増えるのは何故だろうか。

人は悩み苦しむゆえに心の病気も多い。

心労が胃潰瘍を招くように、気の低下が細胞の活動を阻害する事は間違いない。

動物は環境や拘束によるストレスはあっても人間ほどでもなく植物はもっと少ない。

人間が「世話する」ことの大半が食べもので、次が環境整備だ。

ペットも家畜も野菜も食べものと環境によって病気になり、人間は豊かさゆえの「生活習慣」がさらに拍車をかけている。

不自然な食生活と生活習慣が病気と結びついているのだが、食生活は、食の本質を知らないのが原因だろう。

時代遅れの栄養学にも問題がある。

栄養やビタミンなどを補う為の健康食品は数知れない。

異論があるなら、これだけ食材も暮らしも豊かになり科学も医療も急激に進歩したにもかかわらず、病気が増加、治療法も見出せない現状を証明して見せれば良い。

全て正しいと言うなら何が間違っていたか項目と理由を明確にして断定すれば良いのだ。

科学も医学も誰も責任を取ろうとしないのは、「赤信号、皆で渡れば怖くない」と言う考えと同じだ。

「わからないから次の対策を波及させる」と言う「足元を見ないプラス思考」がここまで悪化させた最大の原因だ。

間違っていたから間違った結果が出るのは当たり前のこと。

理由がわからないからと放置して次の対策を加えるのは愚かな事、さらに悪化を招くことに気づくべきだろう。

症状を抑える為に有害で副作用のある薬を使うのが最たる例だ。

農業も同じ事。虫が来るからと副作用のある農薬を使ったり、アルカリ性にする為に何度も石灰を入れたり、川だけでは水が足りないからとさらに地下水を掘るのと同じなのだ。

虫の猛攻もちゃんとした理由がある。

人間の病気の原因はいまだわからず、何故水に恵まれた農地が水不足になるのか、水不足の原因を省みるのが先決だろう。

水道やポンプがなければ桶で運ぶのか、お金があるから出来ることなのだ。

病気の薬も、治療器具も、耕運機や農薬や肥料も同じ事。

世界中でそれらを満足に使えない国、農家のほうが圧倒的に多い。

豊かさゆえのプラス思考は人間の傲慢さが招いたものとも言える。

人間も大地も川も海も大気さえも、地球は人間の欲と傲慢さゆえに病んでいる。

時には野人と共に、足元に視点を向け、マイナス思考で振り返ってみてはどうだろうか? 

今はお正月休み、時間にも心にもゆとりがあるはず。

仕組みが理解出来ればこれからの長い人生にきっと役に立つ事だろう。

このブログの読者の中にも既に実践して役に立っている人は何人かいるようだ。



2に続く・・・