昼下がりのジョーク 車窓の恋 | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

夏の北海道 見渡す限りの穀倉地帯

空は何処までも青く 電車の音だけが耳に響く

座席には二人きり 目を合わせられない

見知らぬ人 何処へ行くのだろう

意識しながら 窓の外をながめる

言葉をかけたくても 出てこない

窓の外は何処までも続く米 米 米・・

景色の話題も浮かばない・・米米クラブしか・・

目と目が合った瞬間 言葉が出た

「あ・・あのう・・田んぼが綺麗ですね」

それで すべてが・・・終わった