硬い土でもレタスは育つ | 野人エッセイす

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森羅万象から見つめた食の本質とは

通路のレタス

踏み固められた農園の通路の硬い土でもレタスは立派に育つ。肥料などは一度もやった事がなく、自然界がやるから年々立派になる。うねの柔らかい土のレタスのほうが速く育つが、考え方によっては遅いレタスがあったほうが良い。だからあえて硬い平地にも種を蒔く、花咲じじいみたいに適当に。間引きなどはしない。大きいのから採取すると根元から光の当たらない次のレタスが生長を始める、これが初夏まで続く。あえて密生させたほうが良いのだ。農園中至るところでレタス、サラダ菜、サンチュ、サニーレタスが生えている。他の野菜と混生させるからレタス専用のうねはない。初夏まで虫に穴を開けられた事は一度もない、虫はキク科を嫌いヨモギと同類のレタスを食べない。放っておいても草と虫と土着微生物がレタスを育てる。写真はサンチュとリーフレタスでサクランボの木の下だ。光が多いとほろ苦く歯ごたえもあり旨いレタスになるが、光が少ないと柔らかく苦味のないソフトレタスが出来る、山菜も同じ事が言える。好みの問題だ。両方販売されても良いと思うのだが。