実家の母が認知症気味。
物忘れが激しく、性格も変わってしまった。
でも、最初に連れてった医者は「データが全てです」という人で、家族の話など全く聞いてくれず。
CT等の結果だけを見て認知症ではないと判断した。
当然、本人は「それみろ」みたいな感じで。
認知症ではないと威張っていた。
しかし、物忘れは激しくなる一方で。
ついに、大きな病院(県が指定している認知症の基幹施設)に連れていくことになった。
そして、物忘れとして投薬治療を受けることになったのだけど。
車の運転はしていて、家族の心配は尽きなかった。
田舎の高齢者とその家族にとって、運転免許は切実な問題だった。
ついに病院から免許を返上するよう話があったそうで。
(つまり、症状はそれほど進んでいるということだ)
私は、当然返上するものと思っていたから、安心していた。
しかし、それは甘かった。
母は、免許を返上していなかった。
免許センターでちゃんとテストを受けて合格して免許更新したばかりなのに、なぜ返上しなければならないのかと。
ちょっと説明すると。
田舎の交通事情については、前述したとおりで。
免許を自主返納すると、バスやタクシーの割引券がもらえるらしい。
免許センターのテストが不合格で免許更新ができなかった人は、その割引券がもらえない。
だから病院では、よっぽど甚だしい場合を除けば、自主返納を促すという形にしてくれる。
そうすれば、わずかばかりでも割引券もらえるからね。
だが、母はその病院の配慮には応じなかったわけで。
ついに病院から免許センターに再テストするよう通知が行った。
さすがに仕方なく、再テストを受けたのだが。
何と、母はまたしても合格してしまったのだ。
一体、免許センターの高齢者試験てどうなっているのだろう?
確かに母は、家事とか日常生活はできている。
運動機能も、そんなに問題はないかもしれない。
普通に免許のテストやったら、合格するのだろうな。
でも、1秒前のこと忘れちゃうんだよ。
運転中に、どこに行くつもりだったか忘れちゃうんだよ。
いつも行ってる場所で、急に迷子になっちゃったりするんだよ。
その場のテストでは合格できても、咄嗟の場合に何が起こるかわからない。
本人を納得させるのに、家族や病院の助言では限度がある。
認知症には、強制とか無理やりというのはタブーだ。
表面だけでも、家族の信頼関係は大事だからね。
だから、国家権力で免許を取り上げてほしかったのに。
田舎の免許センターは、変なところで優しすぎるよ。
また数か月後にテストを受けなきゃならないらしいが。
その間は、警察お墨付きのもと、車の運転はできるわけだ。
母は、今日も入院した伯母の世話をしに出かけている。
数か月後にテスト受けたって、また合格するかもしれないじゃん。
そんなことしてるうちに、雪が降ってきちゃうよ。
とにかく、人さまを巻き込むようなことがあってはならないし。
何とかならないものかと、またいろいろ模索中。