老いていく親 3 | エメラルド

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先日、ダンナの通院に付き添ってるとき、ある母娘の会話が耳に入った。

 

娘「私、仕事だって言ったよね」

母「来週も予約したからお願いね」

娘「だから仕事があるって言ってるでしょ。どうして人の都合考えないで予約するの」

母「どうしてそんな意地悪言うのよ」(涙声)

娘「意地悪はどっちよ!私が今までどれだけお母さんに嫌な思いさせられたと思ってるのっ!」

 

まぁ、簡略して書いたけど。

仕事中の娘に、お母さんが何度も何度も電話して迎えに来てもらったようだ。

ここは、いわゆる精神病院。

このお母さんも、認知症か心を病んでいるのだろう。

 

さらに補足すると。

田舎だから、バスなんて通っていない。

冬は雪が降るから、自転車も歩くのも困難だ。

田舎の老人は、タクシーに乗るという発想はない(お金がかかる)

高齢者の運転が問題になってて。

危険なのはわかってるけど。

田舎には田舎の事情もあるのだ。

病院に行くには、自ら車を運転するか、家族に送迎を頼むしかない。

 
会話だけ聞いていると、娘が強い口調だし。
お母さんは泣いているし。
酷ぇ娘と思ってしまうけれど。
これは、お母さんが悪いと思う。
娘には、娘の生活がある。
ましてや、親子関係にわだかまりがあるとしたら、なおさら。
 
親の世話は子供(特に娘)がやって当たり前。
身内のことを他人に任さないという発想。
でも、現実問題として限界があると思う。
我が子だって保育園に預けなきゃならない時代。
親の方が考えを変えてくれないとなぁ。
 
ちなみに、実家の母は、自分の姉の世話をしている。
自分に認知症の疑いがあるってのに。
姉の家に車を運転して行き、病院に連れていく。
(下の世話もする)
身内だから当然のことなのだ。
 
母の姉は、私に言う。
あなたのお母さんには大変お世話になっていると。
お母さんに何かあったら、あなたが頼りだと。
その場で話を合わせてはいるけれど。
私は、まっぴらごめんだ。
 
母は、余りの物忘れの激しさに、病院にいくことになった。
とりあえず、定期的に病院に通って、進行を遅らせる治療をするとか。
(母もよくわかっていないようなので、本当はどうなのかは知らないけど)
 
運転して連れていくのは父。
もちろん、父も高齢だから、本当は運転させたくない。
でも、私だってダンナの通院あるし、自分の通院あるし、趣味の活動もしたいし(←これは、ワガママだけど)
 
それに、私は母が嫌いだ。
考え方が違うから、相容れないというか。
本当は、会話もしくない、会いたくない。
だから、件の娘が「今までどれだけ嫌な思いさせられたと思ってるの」というのが、すごくよくわかる。
 
でも、人間の情としてそれはどうなのだろうか。
倫理的にどうなのだろうかという思いもあって。
葛藤してしまうわけだな。
酷ぇ娘は、私だよ。
 
あの母娘は、今週どんな土曜日を迎えたのだろうか・・・