真田家の家来となるために参加した白石のまつり。
果たして私は立派に戦えるのか?!
熱き思い出の続き。
前回までのあらすじ。
合戦を前にして、相変わらず道に迷ったりしてる私であった。
市役所地下の和室で、作務衣に着替える。
去年は、真田軍は紺色の作務衣と決まっていて。
下着を着てたにもかかわらず、体中藍色に染まったりしたけど。
ことしは、黒いTシャツ(六文銭のプリント)を中に着てしっかりガード。
でも、黒でも紺でもどっちの作務衣でもよかったみたい。
ていうか、残ってるの黒い作務衣しかなかった。
作務衣に着替えたら、4階の大会議室に行っていよいよ甲冑装着。
前回の練習で、甲冑の着付けを習ったから。
今回は、目指せ1人で装着!なのだ。
とにかく、下から、左から、順番間違えないように頑張ろう。
と、張り切っていたのだが、私が着始めたらスタッフの方が来て手伝ってくださった。
あの・・・Jニコさんも1人で着てるんですけど・・・
私だけ手伝ってもらって、非常に申しわけないんですけど・・・
そんなに私の着方って心もとないんだろうか?
結局、自分でやったとこも全部ほどいてやり直してもらっちゃった。
ちなみに、作務衣の着方も間違ってて、直してもらっちゃった。
(どんだけダメなの私ぃーっ!)
鎧を着て、兜もかぶせてもらった。
目深にかぶり、まっすぐ前を見る。
顎のところはきつく結ばないと。
また、青葉まつりの時みたいにヤンキーのヘルメット状態になるよ。
でも、お弁当食べなきゃいけないんで、後で直すことにして緩めに結んでもらった。
そう、これから昼食なんだけど。
11時からは組の演武がある。
とりあえず、広場に向かうことにした。
お城に向かう道で、市役所に戻ってくる甲冑の人たちとすれ違う。
「もうご飯食べたんですか?」って聞かれるけど。
いいえ、まだなんですよー。
みんなが戻ってくるころに、今さらお城を見に行く私たち・・・
門をくぐり広場に出れば、聞こえてくる大殿の声。
と、とにかく、戦いの前にあの御方のお姿を見なくては心が落ち着かないっ!
しかし、ステージの周りは黒山の人だかり。
友達一行は前の方で見てるようだけど、とてもそこまでたどりつけない。
何とか、何とか見える隙間はないかと、甲冑ガチャガチャ言わせながら人波をくぐった。
(この時点で、Jニコさんのこと放置してる・・・ごめんなさいっっ!!)
警備の人は、とても厳格だった。
甲冑武者だろうが容赦はしない。
「そこは通路です。立ち止まらないでください」
「前に行く方の邪魔になりますからよけてください」
「刀、邪魔です」
言われるたびに「すみませんすみません」言いながら移動するけど。
抜けるつもりはない私。
警備のオジサンに怒られようが、真田軍の評判落とそうが、もうこの際かまうもんかーっ!
(↑うわー、自己中丸出し・・・)
だって私、あるじさまを探してるんだもん!
一目だけでも会いたいんだもん!!
時はまさに、あの御方の出番。
かくして、通路の一部をふさぎ、人々に多大なる迷惑をかけつつも、背伸びしてカメラを構える私。
今回、携帯を出せなかったので、カメラでムービーと写真と撮った。
あせりまくってるので、画面が遠いのはお許しあれ。
(こんな小さい小さい写真が、何枚も何枚もあるわけですよ)
組の出番のようなんだけど、なぜか上田のお2人もまざってらっしゃる。
六文銭が、まぶしいわぁ![]()
あの御方がしゃべろうとしたら、なぜかマイクトラブル。
むしろ昔懐かしく思えて、温かい目で見てしまったりして。
おおっ!あの御方バズーカ砲持ってますぜ。
(か・・・かっこいい・・・
)
どこかのパクリとか言うなよ!
かつて戦国最強と恐れられたこの赤備え。
そして、この新兵器をまとい、今こそ合戦にて名を上げてみせん!!
我こそは、真田源次郎幸村ナリっ!!!!!!!!!!!
人がうっとり聞いてるってのに。
もうね、ムービーに声が入ってるのよ。
「はい、通りますよー」
「どいてください」
警備のオジサン、ごめんなさいっ。
周りの人も、ごめんなさいっっ。
次は、佐助殿の出番みたいだけど、早々にこの場を離れた。
いや、佐助殿は見なくていいとかじゃなくて。
いたたまれなかったというか。
ほんと、すみません・・・
まだ演武は続いてるけど。
もう、仕方ないよね。
(何だかんだ言いつつ、あの御方一目見れたからもうそれでいいやーみたいな)
愛しの組長のお姿も見れなかったであろうJニコさんとともに、この場を去る決心をしたのでした。
(ていうか、巻きぞえで見れなくなってごめん・・・)
ただでさえ暑いのに、甲冑着てるし、無駄に動き回ってるし。
もう、汗だく。戦う前から疲れてるみたいな。
でも、人混みを離れるとちょっとほっとする。
市役所に戻る道すがら、今度は、食べ終わってまた広場に向かう甲冑武者とすれ違う。
ああ、何もかも後手後手な私。
(それもこれも、時間にルーズな私が悪い・・・)
でも、あの御方見れたから、もうそれで満足しちゃってたりして。
市役所の食堂で昼食。
テーブルに座り、甲冑武者たちがそれぞれお弁当を広げている。
お弁当と飲み物が支給されたんだけど。
飲み物、コカコーラしか残ってなくて。
仕方ないから、自分で水を買って飲んだ。
お弁当の中身は、鶏のから揚げとか入ってたと思うんだけど。
なんか、何食べたか覚えてない。
ていうか、おいしそうなのに食べられなかった。
あの御方の勇姿に胸がいっぱいなのか。
これから始まる戦いを前にしての緊張か。
私としては珍しく残してしまった。
ご飯を捨てる時、ものすごい罪悪感が胸をかけめぐるのだった。
つづく



