半月を追いかけて・道明寺合戦編 3 | エメラルド

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好きなことや日々の雑感を書き綴ってます

真田家の家来として戦う、白石のまつりの熱き思い出の続き。


前回までのあらすじ。

警備のオジサン、ごめんなさい・・・



何を食べたか全く覚えてない昼食タイムも終わり。

そろそろ集合時間も迫ってる。

4階会議室にて、最終持ち物チェック。

兜の緒をきつく締め直してもらった。


巾着には、財布とカメラと携帯とハンカチ。

必要最小限のものを入れた。

真田家家紋の赤い風呂敷で作った巾着。

これを真田紐で腰に巻きつける。

腰には白いさらしを巻いて刀を差してるんだけど。

さらにその上から、自分で赤く染めたMyさらしを巻いた。


赤いさらしに、竹筒と瓢箪を結びつける。

こちらもMy小道具。

竹筒には、本当に水が入ってるのよ。

(竹の味なのか、ほのかに甘くなってる)

瓢箪は、下戸だけど酒が入ってる設定。

(あるじさまのリクエストがあったらすぐ差し出せるようにって?)


武器とかはなかなか手作りできないので。

せめて、小道具持ち込んで少しでも雰囲気出そうかと。

しかし、甲冑着てもやっぱり私は荷物がいっぱいみたいな状態になった。


そして、背旗。

練習会の初日に渡された白い旗に、みんなそれぞれの旗印を描いていた。

隊で統一の旗にしたところもある。

真田軍は、やっぱり赤地に六文銭が多いかな。

私も、まずは旗を赤く染めた(ついでに、さらしも一緒に染めた)

描くものは、既に心に決めてあった。


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昇り梯子。

これ、昌幸パパんの鎧に描いてあるの。

昇り梯子は、信玄公が功績のあった家臣に使うことを許したものなんだそうで。

五段梯子もあるらしいんだけど、私が持ってる本に出てたのは、こんな感じの四段梯子。

小学生の落書きにしか見えないかもしれないが。

不器用で大雑把で大まかな私が、本を見ながら定規を使って描いたという労作。

(それなのにこれかいとか言わないのっ)


脳内妄想として、昌幸公から「息子を頼む」と託されたという設定。

いわば、私と昌幸パパんの愛の証。

(と書いたら、泉下の昌幸パパんが「ないない」と首振ってる図が浮かんだ・・・)

ともかく、あるじさまをお守りする私の象徴だーいっ!


ちなみに、家来なのに主家の六文銭描いたら僭越かなとか思ってたんだけど。

真田軍の人の旗見たら、みんな六文銭描いてたみたいなんで。

前日、急遽シール貼った(左上)

Tシャツやら何やらで普段散々六文銭持ってる私だけど。

家来としては恐れ多いので、ちっちゃく・・・


旗を棹に通して、練習の時いつも巻いてた赤いハチマキを結びつける。

(これは私のこだわり)

夏の陣図屏風の真田軍も、旗に鉢巻みたいのついてるもんね。

幼稚園児の落書きレベルではあるが、我が自慢の背旗の出来上がり!


そう、私としては思い入れたっぷりの背旗だったのよ。

だから、幟だけじゃなくこっちの旗も注目してほしかったんだけど・・・

私にとっての背旗は、やはり背旗であった。

(背旗の話は、また語ります)



12:10までに、旧白石高校側入場口に集合。

みんな、ぼちぼちと集まってきた。


いつも、甲冑の祭りに参加して思うのは、待ち時間が長いこと。

大体の時間は決められているんだけど。

行列や行事の進行具合によって、様子もわからぬまま延々と待たされたりするのよね。

まぁ、現地でお知り合いになった方とおしゃべりして過ごしたりするんだけど。

いささか心もとない時間ではある。


でも、このまつりはそんなに待つことがない。

時間は大体予定通りだし。

まつりの様子もすぐ近くでわかるし。

スタッフも随時知らせてくれる。


行列だけの祭りと合戦のある祭りの違いってのもあるけど。

みんなのテンションが違う。

何度か一緒に練習してきた仲だし。

待ってる間も盛り上がる。

対戦相手と最後の打ち合わせしたり。

抜刀の練習したり。

この期に及んで、演出・小芝居を考えたり。


隊のみんなで写真撮った。

戦い前の、元気な時の私たち。

ところが、手作り巾着が開けられなくて。

(真田紐、開けづらいよぉ)

カメラ出せなくて、私は写真撮れなかったのよね・・・

だから、この待ち時間の写真はありません。


鉄砲隊の方々がやってきた。

片倉鉄砲隊の隊長は、組長。

そして、虎太郎殿も鉄砲隊の旗持ってる。

大好きなお2人だけど、ここでは敵でありまするー。


そうそう、片倉軍には卒業した武将もいらっしゃるのよね。

重長殿が通った時、「あの人、なんかすごいよね。ただ者じゃない気がする」と言ってる人がいた。

うんうん、確かにただ者じゃないよね。

だから、「あの人こそほんとの重長殿なんだよ」って、我がことのように得意げに説明してしまった。

でも、ここでは私の敵だから!


主役の方々もやってきた。

幸村さまや重長殿、阿梅殿の役は、オーディションで選ばれた人々。

仙台の声優さんなんかを養成する専門学校の生徒さんらしい。

みんなかっこいくてかわいいけど。

とにかく、若い。

だから、役としてどうなのかなぁ・・・なんて思いがなくもない。

(素人考えながら、ここはもっとこう言えばいいのにとか思ったりすることもある)


しかし、今この時は、この方が私の御大将。

この方をお守りして、この方について行きまする。

そんな心意気で、熱く見つめていた。

だから、呼び止めて勝鬨までやってもらっちゃった。


とにかく、真田軍は熱いよ。

シナリオ上は負けなきゃいけないんだけど。

みんな勝つ気満々だもん。

勝鬨上げて、さらに盛り上がった。

(片倉軍でも、勝鬨上げてたけど)


と、今度はそこへ大殿が通りかかった。

みんなを激励してってくれた。

大殿だけど、今は敵将。

後ろから斬ってやろうかしらん。

(まぁ、大殿たちは合戦に参加しないんだけどね)


大殿を追って、綱元殿もやってきた。

さすがに斬る気にはなれず、「綱元殿ぉ」って手振っちゃった。

でも、綱元殿は大殿を追いかけるのに必死で気づいてくれなかったみたい。

励ましてもらいたかったのにぃー(だから、敵将だってば!)


そして、あの御方登場!

合戦の前にそのお姿を間近に見ることができて、うれしゅうございます。

かっこいいよぉ・・・

さっき、うちの御大将にどこまでもついて行きますーって思ってたけど。

やっぱりこっちについて行きたいよぉドキドキ


あの御方にも勝鬨上げてもらった。

ふっふっふっ今の私はあわあわじゃないぜっ!

だって、赤備えだし、自慢の背旗つけてるし。

気分はもう真田家の家来で散々テンション上がりまくってるし。

だから、平気であの御方の前に出て、おっきな声で勝鬨を上げた。

これでもう、いつ討ち死にしても本望でございます。

いやいや、真田軍絶対勝利するぜっ!!!!!!!!!


隊のみんなと円陣組んで、勝利を誓った。

さぁ、いよいよ合戦の始まりだよ。


つづく