ザ ハウス オブ ザ デッド:オーバーキル | ゲーム万場 - ameba

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  ザ ハウス オブ ザ デッド:オーバーキル

 

セガ / Headstrong Games

Wii / 2009

 

 

 常々思ってきた。快感分泌物垂れ流しのガンシューがなぜメジャージャンルになりえないのかと。意地っ張りな僕はいつもガンコントローラーの敷居が高いからだと結論付けてきた。…そして2008年、ガンシュー界の救世主となるべくWiiが登場!追加投資無しにガンシューが遊べる!これで人気ジャンルという標的を撃ち抜き皆でレッツ シューティングッ!…なんていう妄想もむなしく、任天堂から「リンクのボウガン」が発売されるも世間の評価はもぐら叩きの亜流のまま。しかしそんな世間の冷ややかな視線もセガとカプコンには届かずタイトルだけは充実していった。その中でも一押ししたいガンシューが本作、ザ ハウス オブ ザ デッド オーバーキル(HOD OK)なのだ!

 

ステージ選択画面。随所にB級ホラー映画風味の演出が盛り込まれている。

 

 本作はシリーズお馴染みの「エージェントG」とその相棒でF○CKが口癖の刑事ワシントンが迫り来るゾンビやミュータントを賑やかに撃ちまくる爽快活劇。アーケードで展開していたシリーズのWiiオリジナル版で、しかも海外メーカー製(開発はイギリスのHeadstrong games)。その為本家とはずいぶんノリが異なる。
 相棒は汚い言葉で喋くり倒し、BGMは明るくノリが劇増し、ゾンビはバッタバッタと主人公達の前に崩れ落ちる。そう、本家の陰気な雰囲気と陰湿な難易度は取り払われ、爽快でお手軽なガンシューとして、まさかのWiiで弾けたのだ。

 

迫るゾンビ

 

連続で倒してコンボが続くとスコアに加算される。最大コンボになると某国の国旗が。Yes!We can!

 

 ストーリーモードで貯めたお金で武器を強化or購入すればどんどん爽快感が増していき、特にショットガンなんかは間近でガシュッと一発撃てばゾンビが吹っ飛ぶお手軽さ。しかも年齢区分Dのおかげでゾンビの手足は吹っ飛んで血は飛び交い、さらにはサイコでお下劣な展開が現実を忘れさせてくれること間違いなし。
 全体を通してB級ホラー映画的演出が満載でアメリカンなノリに乗せられ軽快に撃ちまくれる。同じくWiiででている同社の「ゴーストスカッド」の狙い撃ちとは全く違うベクトルが魅力の本作を是非大人のパーティーゲームとしてWiiのお供に。

 ついでなので「ゴーストスカッド」にも少し触れておきたい。
 本作はアーケードからの移植で、元はCHIHIRO基板の専用筐体にライフルが備え付けられていた厳つい外観。横浜駅のセガゲーセンでタイトスカートのOLさんがガンガン撃ってたのが印象深い。
 プレイヤーは特殊部隊員となり、敵を排除したり、要人を保護する任務にあたる。HOD OKと違い、狙い撃ちがメインで、無駄に連射していては突破できないやや高い難易度も魅力。ただ道中で分岐するとはいえ3ステージはややボリューム不足か。
 しかし本作にはお遊びの隠しモードとしてパラダイスモードが遊べる。これは端的に言うと、敵が水着美女で、武器は水鉄砲。敵を撃ったら「アンッ!」「アァ~ン!」と喘いで悲鳴を上げて倒れるという、セガ的なこだわりを感じる健康的(?)エロ万歳モードなのだ。といっても、水鉄砲なので弾速が遅く、弾道もやや下降するわけで、難易度は通常より高くなる。狙い撃つゲーム性とこの甘辛いモードのおかげでHOD OKと差別化できていたりするのだ。これはもう両方揃えるしかない!さらに!GSとHOD OKの二つのゲームをザッパー同梱で買うと、HOD OKの二丁拳銃モードでザッパー両手にオーバーキルだ! 

 

元ページ公開日[2011/1/18]