「発達に課題がある」ことを学校に伝えるか? | 息子の成長日記☆発達障害改善中!

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息子は2歳半で「自閉症スペクトラム(ASD)の疑い」と言われました。親目線で見るとADHDの傾向もあります。
そこから療育をスタートさせ、ABA、身体からのアプローチ、感覚統合、栄養療法など様々な方法を実践してきました。
息子の成長を記録する日記です。

こんにちは!蒸し暑くなってきましたね。

皆さま元気にお過ごしでしょうか。

 

息子が幼稚園に入った頃、こんな記事を書いたことがありました下矢印

 

 

もう6年前の記事になりますが、息子の発達の遅れを伝えようと幼稚園に電話した日のことは、昨日のことのように覚えています。

緊張したな💦

 

 

さて今日は、子どもの発達に課題がある(遅れがある、偏りがある)ことを学校に伝えるべきかどうか、ということを書こうと思います。

 

先日のブログで書いたとおり、私は半年以上前から、ある学校で働いております。

まだまだ短い経験ではありますが、そこで見聞きしたことも踏まえ書いてみようと思います。

 

 

まずは私の考え。

 

伝えたほうが良い。

学校に伝えて、損することは一つもない。

 

と思います。

 

 

息子が幼稚園に入った6年前は、

「そんなことをわざわざ伝えたら、息子が色眼鏡で見られてしまうのではガーン」という不安がありました。

 

息子の場合は療育の成果も少しずつ出ていて、入園前の時点でずいぶんと成長したように感じていたので、「言わなければバレないかも…」なんていう思いもありました。

今思えば浅はかな考えだったと思いますが…笑い泣き

 

親としては、子どもにレッテルを貼られるのはとても悲しいことです。

発達の遅れを伝えることは、そのレッテルをわざわざ親が我が子に貼ることのように感じていたのかもしれません。

 

過去のブログにも書いたとおり、結果的には幼稚園に伝えたんですけどね。

 

 

では今はどう思っているか。

 

今は学校に関わる仕事をして、クルリと回り込んで親とは反対の側から学校の様子を見られる立場となりました。

 

そのうえで、まず一つめにお伝えしたいのは、

親が伝えなくても、先生はすぐにわかるということ。

 

この子こだわりが強いな、とか。

多動性があるな、とか。

勉強についていくのが厳しそうだな、とか。

一斉指示だと入らないな、とか。

友達づきあいが苦手だな、とか。

 

診断があるかないかに関わらず、先生はその子の特性はすぐに見抜くと思います。

 

だって何十人、何百人、人によっては何千人の子どもたちを見て来たプロですもん。

わからないはずがないんです。

 

 

二つめ。

発達に課題のある子どもは、思っている以上に多いです。

(ちなみに普通級の話です)

 

学校に行って、私はこの事実に単純に驚きました。

こんなにいるんだ…と。

 

子育てしていても周りのママさんとあまりつながらない人も多いと思うし、

まして発達の悩みを共有できるママ友って、あまりいないですよね。

コレ、私だけじゃないですよね。

 

なのでつい「我が子だけが特別に変わっているのかな」「周りから変な目で見られるんじゃないかな」と心配してしまうじゃないですか。

 

実際は、発達っ子は多いです。

なので「発達が…」と伝えて、「ええっ」と驚く先生はいないと思います。

 

 

三つめ。

これは恐らく…という話になってしまうのですが、この数年でも「発達障害」に対する理解はずいぶんと進んだものと思います。

 

これだけいるんですもん。当然です。

息子が幼稚園に入った6年前と今とでも、状況は結構違うんじゃないのかなあ。

 

現場の先生達を見ると、理解に努めようとしている様子が感じられます。

もちろん先生にもよるのでしょうけれど、ありがたいです。

 

 

ここまで書くと

「伝えなくても先生が見抜くなら、わざわざ言う必要ないじゃん」と思う方もいるかもしれませんね。

 

確かに伝えなくても先生は気づくし、気づけば配慮もしてくれるだろうと思います。

 

 

ではなぜ伝えるほうが良いかと言うと、これにも理由がいくつかあります。

 

一つめは、

「親が伝えれば、その瞬間から配慮してもらえるから」です。

 

親が伝えなかった場合、先生がその子の特性に気づき、どう配慮すれば良いのかを察するにはある程度の時間がかかります。

 

特に入学した直後なんかは先生はやることも多いし、気にかけなければならないことも多いし、

 

特性に気づいたとしてもどう接するのが良いか考える時間もあるし、それでなくても先生たちは本当に忙しそうで同情を禁じ得ないのですが…悲しい

 

親が最初に

「我が子にはこういう特性があって、こういう点を配慮してもらえるとありがたい」

と伝えれば、それは先生はきちんと記録に(あるいは記憶に)留めてくれます。

 

必要なら周りの先生にも共有してくれます。

(共有して良いかどうかは親に確認すると思います)

 

なので最初からお伝えするほうが先生方も配慮してくれて、子どもが楽になるんじゃないかなと思いますニコニコ

 

 

二つ目は

「先生と親とのコミュニケーションがとりやすくなるから」です。

 

親からの申し出がない子の場合、先生が子どもの発達の特性に気づいたとしたら「親御さんにどう伝えよう」と悩まれると思います。

親への配慮から、最初は率直な物言いを避けるかもしれません。

 

でももし親のほうからあらかじめ伝えられていたら、先生も親と相談しやすいと思います。

 

先生と親とが率直にコミュニケーションを取り合いながら、その子にとってより良い環境を作っていけるほうがいいに決まっていますニコニコ

 

 

これは学校にもよるし、先生にもよると思うのですが、

私が見ている限り、先生たちは発達っ子に対して様々な配慮をしよう努めてくれています。

頭が下がるなあといつも思います。

 

 

正直、学校にいると「もうっ!!もっとこうだったら良いのにーーー!!」と思うことも多々あるのですが、

 

それは先生の努力の域を超えていることが多くて、

学校というシステムに問題がある場合が多いように思います。

 

例えば1クラスを15人とか20人くらいにするといろんな問題が減ると思いますが、そんなことを現場の先生ができるわけないですもんね。

 

あるいは成績下位5%ぐらいの子を集めて、その子たちはより丁寧にかみ砕いて指導をしてあげるとか。

そんなこともできるわけがない。

 

 

この辺りを書き始めるとどんどん長くなりそうなので、本日はこの辺で失礼させていただきますが、

 

 

本日は、発達に関しては先生といろいろお話したほうが良いと思いますよーおねがい

というお話でした。

 

ではでは!