むかしむかし。
この世に人間が生まれる遥か昔。
世界は天も地もひとつとなり
どろどろの溶岩の様に漂って
流れておりました。
やがてそれが少しずつ固まり、
4つの大陸が出来ました。
その中のひとつ、
東勝身州の一部に、
山がありました。
その名を
花果山(かかざん)と言います。
その後、
何万年経ったことでしょう。
この花果山に
不思議な石が生まれました。
石から生まれたこの卵は、
まるで
霊魂が宿っているかの様です。
そして、ある嵐の夜…
オゥギャァァァァ!!
う~ん…マチャアキ(堺正章)若~~~い
…って、
ちがーーーーーーう!!
世間的には、孫悟空と聞くと、
ドラゴンボールの主人公、カカロットか
現役親御さん世代では、
香取慎吾版、ナマカな孫悟空が
浮かぶと思いますが、
おっさんはお子様時代に
しっかり刮目しておりました
堺正章版の孫悟空が
やはり良いので御座います。
夏目雅子さん演じる三蔵法師、
岸部シローさん演じる沙悟浄、
西田敏行さん演じる猪八戒、
Ⅱでは
猪八戒が西田敏行さんの
スケジュールの都合で
左とん平さんに変更、
新キャラとして
おひょいさんこと、藤村俊二さんが
玉竜(白竜)
(三蔵が乗る白い馬に変化)が
三蔵の二番弟子として
出演しておりました。
ちなみにⅡ最終話は
Ⅲを視野にしていた為
天竺までの旅は
完結しておりません。
懐かしみぃ~~
…って、だから
ちがーーーーーーう!!
かぁ~らぁ~のぉ~
おっさんのブログに( ´∀`)ゞ イラッシャーイ
おそらくおっさんのブログ開設以来
3本の指に入る位、無駄に長い前座に
お付き合い頂いた皆さんに
大変に感謝致しまして御座います。
そんなワケで完成致しました、
SDガンダムワールド ヒーローズ
悟空インパルスガンダム
完成お披露目回で御座います。
SDガンダムワールド ヒーローズ
とは
前作である
SD三国創傑伝からの続編で
ある日隕石(正確には筋斗雲)と共に
劉備ユニコーン達が住む世界に
飛来した際に
記憶を失った謎の少年
悟空インパルスガンダムと共に
世界を救おうと言うお話。
YouTubeのガンダムチャンネルで
好評配信中なので、
気になった方は是非。
では、早速見て頂きましょう。
ベースとなった
インパルスガンダムの特徴である
シルエットシステムを使用して、
悟空、沙悟浄、猪八戒の
3つのシルエットにチェンジ可能で、
記憶を失っている現在は、
メイン人格である悟空が
気絶している状態でのみ
発動する模様。
悟空状態で怒りに我を忘れてしまうと、
剛猿形態に変わると同時に
巨大化して、
目の前の物全てを破壊すると言う
厄介な面を持つ。
今回のキットは
悟空本体
専用武器である如意棒
悟空(剛猿)形態に使用する
頭部と拳、エフェクトパーツで
構成されております。
SD三国創傑伝が
元々海外展開の商品ってだけあって
クリアパーツがこれでもか!って位
てんこ盛りなのが大きな特徴で、
それと同時に中国製として
人件費を抑えているおかげで、
このボリュームで600円台と言う
破格なお値段だったりする。
SD三国創傑伝準拠なフレームな上に
前垂れなどの装飾が邪魔をして
クロスシルエットみたいな可動域は無い為、
ポージングは最小限にとどめている。
飾る際は仁王立ちか、
悟空の場合は、
剛猿形態でのみ
下半身の自由度が上がるので
どちらを取るか?の選択に
迫られる事になる。
こちらのパーツは
元々メタリックな黄色パーツになります。
ちょっと分かりにくいかもですが、
つや消し赤と、メタリックレッドで
塗り分ける事により差別化しております。
悟空の頭にあるわっか。
緊箍児(きんこじ)と言うのですが
こちら、本当は暗めの金色ないし
カーキー色で塗装するとアニメに近くなり、
金色で塗るとパッケージ塗装に近くなります。
が、
迷った結果カッパーにしたって言うね。
これはこれで
緊箍児の存在感を
強調出来ているので
結果オーライかな?と
自負して御座います。
では
第二形態である
悟空シルエットを
見て頂きましょう。
エフェクトパーツを
脚の装甲の横穴に差し込み
剛猿形態の両手を
頭部側面の穴に差し込み、固定。
大猿の頭部の下の突起を
悟空の額にある穴に差し込んで
悟空シルエットの完成となります。
アニメ準拠にするなら、
口の中もちょっとだけ
塗る必要があったかもなのですが、
今回は目と鼻の穴だけに留めてみました。
どのタイミングで
如意棒を使用するのか
分かりませんが
おそらくこの
悟空シルエットで
使用するのかな?
と、
勝手な妄想を膨らませているのは
ここだけの秘密。
ラスト、
剛猿形態をご覧頂きましょう。
足の装甲を組み替えて、
頭部側面に付いていた拳を取り付けて、
両肩の穴にエフェクトを差し込んで、
前垂れのクリアパーツを
後ろの腰パーツに取り付け
組み替えた両腕を
悟空の腕に持たせて
猿頭部の上の突起を悟空額の穴に
付け替えて完成となります。
怒りに我を忘れた悟空の
言わば暴走形態。
下半身の自由度が増す分、
腕の自由度がほぼ100%犠牲となるのが
残念ポイント。
悟空専用と考えるなら、肘の穴に
ネオジム磁石仕込んで
直接剛猿の腕を仕込んで
アニメ劇中の感じに仕上げたい…
そう思いますが、
沙悟浄、猪八戒シルエットに
なる事を考えると…ってのはあります。
無塗装だと『?』となる部分が、
塗装すると『!』になるのは
このシリーズならでは。
おっさん目線での
塗り分け難易度は
★★★☆☆
と、標準的。
赤と金色メインですので
興味ある方は挑戦してみて。
剛猿形態になると
手持ち武器が一切持てない上に、
拳自体も、
親指がある程度動くだけの
平手固定ですので、
表情付けは難しい部類かと思われます。
ま、クリアパーツで可動指ってのは
破損と隣り合わせになるので
酷ってもんでしょう。
それでは、今回のキットの
おっさん、こだわりポイ~ント!
肩と前腕、脚の装甲にある
文字っぽいものの墨入れ。
これは先に
ガンダムマーカー(グレー)で墨入れして、
下塗り、本塗りとドライブラシと言う
技法を利用して
塗っておりまして御座います。
取付穴部分を塗っていないのは、
パーツ抜き差しで
どうせ剥がれて汚くなるなら
無塗装でいいじゃん。って考えから。
無論、差し込むパーツ軸を
塗装で小さくなる分削っておけば、
ある程度は回避可能です。
本来のドライブラシとしては、
筆に塗料を取って、
ティッシュ等に塗料をぬぐって
かすれる感じまで調整してから
塗る技法なんですが、
おっさんの場合は、
あらかじめ筆先に
気持ちちょっとだけ塗料を取るか、
ある程度塗って、
かすれる感じになってから
塗る
なんちゃってドライブラシ
だったりします。
いいじゃん。
得られる効果は同じなんだし。
最初に発売された3体の中で
塗装難易度は低めな印象を持った
悟空インパルスガンダム。
おっさん目線からのレビューでしたが、
如何だったでせうか。
老眼のおっさんでも
ここまで出来るのだから、
お若い皆さんに出来ない訳がない。
って事で、
ゴールデンウィークのおうち時間を
塗装挑戦に費やすのも
悪くないかもですよ?
ほな、またねー。