20年飲食店やっていますが、飲食店てホントちょうどいいがないなぁと。
『忙しい』か『暇』かのどちらかにしかなりません。
ちょうどいいをキープしようとすると必ずヒマになります。
繁盛してるお店がより繁盛する、が鉄則。
これはみんなが良いって言うなら良いに違いない、という心理的バイアス(先入観、思い込み)が掛かるバンドワゴン効果ゆえかなと。
暇か忙しい、どちらかしかないなら『忙しい』を当たり前に持っていくのがベストですが、なかなかうまく行きません。
ちょっとでも気を抜くとヒマはすぐやってきます。
このヒマを忙しいに持っていくのが飲食店の中で1番難易度が高く。
それができるのは飲食に携わる人の中でもごくわずかで常に向き合って仕掛け続けないといけないわけですが。
ここで、ほとんどの人が既存店が悪いと新規出店に走ります。(自爆の第一歩)
が、世の中に1発逆転はありません。(宝くじみたいな確率で時々当たるけど)
既存店が悪いならやるべきは既存店のやり直しです。
既存店ほどコストが低く(お金、人、労力)やり直す近道はありません。
やっても意味がないと思えるような事を、それでも繰り返しやってるうちにいつの間にか目標に近づいてる、が本当の近道かなと。
これは飲食店経営に限らず、1人1人のキャリアアップなど全てに言えると思います。
進んでるかわからなくても、それでも正しいと思える事をコツコツやり続け、小さな進歩を楽しめるような人が強い人だなと。
そういう人達こそ振り返ったら大きく変わってた、て人になれるんだと思います。