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 すでに「四十の手習い」で書いた通り、一本歯高下駄を購入した。最初は、壁伝いに歩くことさえ危険だったが、徐々に距離を延ばしていった。
 
 
 そして、標高は100メートル以上あるが、頂上まで山道を舗装された低山を知っていたので、この下駄で山歩きにチャレンジした。カラン・コロン・カラン・コロン。運動靴ほど早歩きできないし、歩幅は狭くなる。想像以上に、下駄の歯は摩耗する。
 何とか負傷もなく、頂上に到着。所要時間21分30秒。歩数計のカウント2515歩。
 
 登りに成功したので、後日、頂上まで登ったあと、休憩して下山してみた。登りの所要時間20分。歩数計のカウント数2462歩。下りの所要時間20分。歩数計のカウント数2677歩。鼻緒も、自分の足のかたちにだいぶん馴染んできた。
 
 同じ山を運動靴で早歩きしたときとは、足の筋肉痛の感じが違う。下りはほぼ小走りに近いのだが、表面が痛くなるような筋肉痛が翌日に来る。しかし、一本歯高下駄の山歩きの翌日は、太ももにはあまり痛さはなく、膝上からふくらはぎの部分の骨に近いやや内側の筋肉に妙なダルさが残る。痛さと言うよりは、ダルさ。そのうち慣れてきたら、翌日何ともなくなるのだろう。

 これは、履いてみないと気付かないことだったのだが、歩くのは比較的容易なのだが、一本歯高下駄で静止するのは難しい。
 
 過去に「撞木足に関する考察」と言う記事を記しているが、
 
 
 空手で言う「騎馬立ち」「内ハの字立ち(内八字立ち)」「平行立ち」の姿勢で静止するのは難しい。現代剣道の立ち方でも、静止は難しく、、「L字立ち」もなかなか難しい。ところが、「レの字立ち」になると、あまりグラグラしなくなり、「ソの字立ち」では、一番安定することを発見した。面白い。「エッジ」が分かると言うことだろうか?
 
 しかし、一本歯高下駄を履いた状態での木刀素振りには、まだ早い感じがする。
 同じ山を、竹馬で歩くのも、時期尚早。
 いずれは、舗装されていない山道を、一本歯で登り下りしたいものだ。
 
※関連リンク先
 
 
 
「山歩き まとめ(改)」 
https://ameblo.jp/musyaavesta/entry-12624377490.html