末げん(新橋)のかま定食 | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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老舗料亭のあの名物料理が食べたくて向かったのは新橋。

 

  お店紹介

 
創業は明治42年。4代続く鶏料理の割烹「末げん」さん。
 
箱庭がなんとも涼しげ。
 
明治の元老も通った名店で、政財界の接待にも使われ、昭和に入ると三島由紀夫が市ヶ谷で最後の演説を行い、割腹自殺する前、盾の会のメンバーと最後の晩餐をした事でも一躍有名になった。
 
広い店内は個室だけではなく、いくつかの部屋に別れ、テーブル席と座敷がある。

 

  メニュー

 
今回もかま定食を注文。
 
菊正宗の熱燗。

 

  お料理登場

 
帽子をかぶった正装姿で登場。
 
美しい着物のように良い器は料理引き立てる。
 
●かま定食(1,400円)
 
かま定食は親子丼のこと。
 
違うのは鶏の肉ではなく、鶏のひき肉を使っている。
 
お座敷の主人の付き人や運転手のために、短い時間にさっと食べられるようにと提供された料理だったそうだが今ではお昼の名物。
 
それではいただきます割り箸
 
生姜の風味が効いたお椀。
 
小鉢はもやしとくらげの和え物。
 
おまたせしました。かま丼入刀!
 
ふわっとろっの玉子にとじられた鶏挽肉。
 
合鴨、軍鶏、赤鶏の3種の鳥肉の2度挽き。卵は奥久慈産の地卵。
 
一口ごとに鶏の旨みが口いっぱいに広がる。
 
味付けは濃く、そして甘い。
 
漬物はなくてはならない名脇役。
 
何度も通い詰める店というより、数年たったころ、ふっと思いだして食べたくなる料理。
 

美味しい食事に感謝をこめて、
「ごちそうさま!」

 

本日の動画コーナー 

 

 

 お店情報

・末げん

・東京都港区新橋2-15-7
・https://shinbashi-suegen.com/
・営業時間 11:30~13:30/17:00~22:00
・店休日 日、祝日、土曜日は不定休