毎年大晦日になるとテレビ中継されるお蕎麦屋さん。
お店紹介
開店40分前に到着し行列の先頭をゲット。
あれよあれよという間に行列は伸び、開店時には約50人。
一巡目に入れなかった人は寒空の下で待つしかない。
関東大震災後に建てられた建物は度重なる空襲にも奇跡的に焼けることがなく、大正時代の建築様式を残し、現在では東京都の歴史的建造物に指定されている。
6人が座れるテーブルはもちろん相席だが、この店ではそれが嫌ではない雰囲気がある。
お品書き
「夢酔亭主人ですが11時に玉子焼きの予約をお願いします」
お酒はお燗で、焼鳥をタレで、それと予約していた玉子焼きをお願いね。
花番さんも、「お名前は・・・あっ、伺っております。20分ほどお待ち下さいね。」
なのでこの店には冷やはあるけど冷酒などというものはない。
ビールもそばの風味を消しちゃうからやめた方がいい。
そば味噌を舐めながらでも1本飲める。
蕎麦前登場
ふふふっ・・・どんなに探しても載っていないだろう。
品書きにはない裏メニューで、事前に予約しておかないと注文できない。
なにせ1個焼くのに職人がずっと付きっ切りで20分。
メニューに載せて注文が殺到しても対応できないので、予約した人だけが注文できるのだ。
ふわっと柔らかいながらもしっかりとした弾力があり、噛めばジュワッと旨さが口の中に広がる。
ジューシーで柔らかいもも肉。それにこのタレが絶品なんだ。
これは蕎麦前もすすむクン。
おねえさん、お銚子お代わり!
〆のお蕎麦にいこう。
周りを見渡すと一番人気なのは「天せいろ」、続いて「天ぷらそば」。
どちらも2,530円。
この記事を読んでくれてる皆さんにもう一つ裏メニューをお教えしよう。
花番さんを呼び、「揚げ天もりお願いね」。
蕎麦と天ぷらの2段重。
からくりを話すと、かき揚げ天丼というメニューがあるのだが、天丼のごはんをもりそばに変更したという訳。
いかのかき揚げはさらに大好物。
新そばの香りが鼻から抜けていく。
柚子の香りのつゆに浸けて啜り込むと蕎麦も汁も「神田まつや」でしか味わえない極上のクオリティ。
裏メニューで始まり裏メニューで終わった昼めし。
これだけ大勢の客を伝票も使わないのに間違いなく正確に捌いていく花番さん。
いつもながら笑顔溢れる接客も素晴らしい。
美味しい食事に感謝を込めて
「ごちそうさま!」
本日の動画コーナー
今回は写真より動画の方が出来が良かったな?
でも、写真と動画を撮りながら食べるのは難しい。
お店情報 ★★★
・神田まつや 本店
・東京都千代田区神田須田町1-13
・http://www.kanda-matsuya.jp/
・営業時間 11:00~20:30(土祝日は19:30)
・店休日 日曜日
・http://www.kanda-matsuya.jp/
・営業時間 11:00~20:30(土祝日は19:30)
・店休日 日曜日