銀座吉宗(銀座)の夫婦蒸し | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

寒い冬はこれを食べて温まろう!
 
今回は「茶碗蒸し」で温まりましょう。

 

  お店紹介

 
銀座8丁目にある長崎の郷土料理店「銀座吉宗」さん。
 
長崎の本店は慶応2年の開業。
 
明治維新が慶応3年なので、まさに革命前夜の混沌とした時代。
 
昭和45年に「銀座吉宗」が開店し、その後本店から独立。
 
コロ助の影響で3年前に閉店したが、去年の11月に銀座ナイン2号館にめでたく復活。
 
ちなみに店名は「よしむね」でも「きちしゅう」でもなく「よっそう」。
 
オープン一番乗りで入店。

 

  お品書き

 
皿うどんも捨てがたいけど夫婦蒸しと辛子蓮根を注文。
 
江戸時代から続く名物料理で限定20食。
 
オリジナルの「吉宗」の熱燗。
 
帽子を被った正装姿で新郎新婦の入場。

 

  お料理到着

 
●辛子蓮根+夫婦蒸し(900円+1,580円)
 
新郎はどんぶりに盛られた蒸し寿司。
 
新婦も茶碗蒸し。
 
どんぶりを手に持って揺らすとプルプルと揺れる。
 
世の男性はプルプル揺れるものが大好きなのさ。
 
九州名物辛子蓮根。

それではいただきます

 
たっぷりの辛子を纏った蓮根。
 
辛さがクセになる。
 
そして熱燗をグイッと呷る幸福感。
 
漬物ポリポリ。
 
焼き穴子、鰈、銀杏、筍、巻き蒲鉾、木耳、椎茸、大山鶏、麩の9種類。
 
出汁の美味しさで楽しませてくれる。
 
蒸し寿司は京都の冬の名物料理でもあるけど、寿司を蒸すという発想は他ではあまり見かけない。
 
ごぼうや椎茸を混ぜ込んだ酢飯は甘い。
 
錦糸玉子、刻み穴子、おぼろで茶碗蒸しに合う味付けにしているとか。
 
当時の砂糖は貴重で、長崎から入ってくる輸入品だけ。
 
長崎から小倉までの長崎街道は別名「砂糖街道」。
 
この地域は砂糖が手に入りやすく、カステラや羊羹などの菓子類も昔から作られていた。
 
お江戸の鮨は塩と酢だけだが、九州や西の地方は砂糖を加える地域が多い。
 
銀座で食べれる昔ながらの長崎の郷土料理。

 

本日の名曲コーナー 

 

 

 

 

佐賀県が生んだ名歌手、村田英雄の「夫婦春秋」。

 

美味しい食事をいただき感謝をこめて

「ごちそうさま!」

 

 お店情報

・銀座 吉宗

・東京都中央区銀座8-7先 銀座ナイン2号館 B1F
・https://www.ginza-yossou.jp/
・営業時間 11:30~14:30 17:00~21:30
・店休日 日曜日