日本料理岩戸(銀座一丁目)のまぐろ胡麻だれ重 | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

日本が神の国であった時代。
 
須佐之男命のあまりの乱暴に嘆き悲しんだ天照大御神は雨の岩戸にお隠れになった。
 
世界中が真っ暗闇になり災いが頻発したそうだ。
 
八百万の神々が知恵を絞り、天の岩戸を開け天照大御神がお出ましになると、ようやく明かるい世界が戻ってきた。
 
いまの日本を見ると天照大御神がお隠れになっている真っ暗闇の状態と同じじゃないかと思うときもある。

 

  お店紹介

 
現代の岩戸は美味しい料理が待っている。
 
銀座にある日本料理「岩戸」さん。
 
創業は昭和52年。最初は浅草で店を出し、その後銀座に見事昇格。
 
去年の今頃に開拓した店でほぼ貸し切りのように閑散としていたが、今年はまだ正午前なのに店内満席。
 
先日、放送された「有吉君の正直さんぽ」の影響だろうか。
 

  メニュー

 
前払いシステムなので、入店前には何を食べるか決めておかなくてはいけない。
 
前回は胡麻あじ丼で、次はまぐろ胡麻だれ重と決めていた。
 
「岩戸」の玄関を開けると天照大神様が姿を現したと神話には書いてあるが、登場したのは元気いっぱい宮崎生まれの女将。
 
まぐろ胡麻だれ重を注文し味噌汁を豚汁に変更。
 
女将さんに案内されカウンター席に腰をお下ろす。
 
ここのお運びさんたちはとにかく元気いっぱい。
 
狭い店内なのに横浜まで届きそうな大声が響き渡る。
 
「日本酒頼める?」
 
「ビールならいいですよ」
 
ビールって気分でもないので麦茶で我慢。

 

  料理登場

 
●まぐろ胡麻だれ重+豚汁(1,100円+400円)
 
お重の中には胡麻だれで和えたまぐろが敷き詰められている。
 
味噌汁は+400円で豚汁に変更できる。
 
まさかと驚くほど、丼になみなみと注がれた豪快な豚汁だ。
 
それではいただきます割り箸
 
七色をパッパッパッ・・・
 
汁を啜ると野菜や豚肉のダシに加えて隠し味には生姜だね。
 
惜しげもなく根菜類がゴロンゴロン。
 
前回は漬物に文句をつけたが見事に改善されている。
 
まぐろに絡みつく濃厚胡麻だれ。
 
胡麻だれが甘ったるくないのでキリリと引き締まった味で後味もスッキリ。
 
鯵も美味かったがやはり鮪は王者の貫禄。
 
ごはんと一緒に頬張ればジャジャジャジャーン♪
 
うんめぇ~~!

 

  まとめ

 

昨年の鯵も今回のまぐろも期待を大きく超える料理だった。
 
日本料理って素晴らしいと改めて感動。
 

美味しい食事に感謝をこめて

「ごちそうさま!」
 

【お店】
・日本料理 岩戸
・東京都中央区銀座1-5-1
・http://www.iwato-jp.com/index.html