風情のある店構えが気になっていたお店に初訪問。
居酒屋系は当たり外れが大きく、リスクが高いのでどうしても敬遠がち。
「大衆割烹 三州屋」さん。
「三州」とは三河のことを指すので、創業者は愛知県の出身だったのだろう。
本店は蒲田にあり銀座や日本橋にも出店しているが、チェーン店ではなく暖簾分けのお店だそうだ。
引き戸を開け中に入ると明るい掛け声の2人のおばちゃんに出迎えられる。
「どこでもいいわよ」の声に従い、檜のカウンター席に着席。
目の前の棚にはきれいに磨きあげられたグラス。
整理整頓がきちんとできているお店は外れがないものだ。
ランチメニューは魚料理のみ。
ぶり照焼き定食を注文。
夏でも熱いお茶はいいね。
●ぶり照焼き定食(950円)
迫力満点、大ぶりのブリ。
魚偏に師と書くが、まさに大師匠の貫録。
薄く切ったさつま揚げが謎だ。
それではいただきます
熱々の味噌汁。味はかなり濃い。
それにしてもでっかい豆腐だな。
無料でなめこ汁にも変更できるらしい。
おそらくお店で漬けたのだろう。
業務用の漬物だとガッカリするものだが、手間と暇をかけたお新香はやっぱり美味いね。
お待たせしました。お箸入刀!
身はふっくら。
焼く、タレを絡めるを何度も繰り返したのだろう。
甘さ控えめ味濃い目。
昔の大衆料理ってこれくらい味が濃かったよね。
味噌汁もぶり照りも濃い目の味付けとなると、ごはんが美味いんだ。
味噌汁を飲んでごはん、ぶりを食べてはごはんと、パクパク進むわんぱく食い。
魚料理よりは肉料理が好みだが、いいお店で食べる魚料理もいいものだ。
美味しい食事に感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【お店】
・大衆割烹 三州屋 飯田橋店
・東京都新宿区下宮比町1-7