安心や/ 電気ブランと伊逹とジュピター | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

MRIでガンと思われる黒い影があり、生検をしましょうと言われてから3週間が経過。

 

1か月間考えさせてくれと伝えてあるので残りは2週間。

 

まだ下は小学生の子供がいるから困るといえばその通りだが、人の寿命なんて神仏がお決めになること。

 

自然のままにいくのも悪くはないと思っている。

 

浅草伝法院通りを歩いていると面白そうな看板を発見。

 

 「安心や」さん。


 

餅ドックも美味しそうだけど、電気ブランジェラート?


もちろんアルコールも入っているので大人限定だとか。


 

4席だけだが店内で食べられるスペースがある。

 

ちなみに仲見世とか浅草寺周辺で食べ歩きをしている人を見かけるが、この一帯は歩きながらの飲食は固く禁止されているので守ってくださいネ。


 

●電気ブランジェラート(350円)

 

 

電気ブランジェラートはカップでの提供だそうだ。


 

 正直に言うとフレーバーだけだろうと大して期待はしていなかったが、これは期待以上の大健闘。


クリームソーダみたいに、電気ブランの上に乗せて食べてみたいな。

 

浅草から夢酔亭へ。

 

いに手に入れることができた!


 

宮城県内限定発売のニッカウヰスキー「伊達」


仙台へ行く知人に頼んで買ってきてもらった宮城峡蒸留所作のブレンデッドウイスキー。


「伊逹」は仙台藩の殿様にあやかっての命名だろう。

 

 「伊達」の文字は宮城県知事の揮毫だそうな。DATEの「A」には正宗公の兜の三日月の前立てがデザインされていてなかなかにカッコイイ。

 

ついでにコレクションで集めているミニボトルも紹介しよう。

 

日本の酒は一升瓶か4合瓶で共通していて面白くもなんともないけど、洋酒は様々な形があって楽しめる。

 

左の古本のような三角ボトルはメキシコのテキーラでアハ・トロ・レポ。

 

シンデレラのガラスの靴はデイドリーマーのピンクとブルー。

 

左から響、モーツァルト、コンダクター、コンサートマスター。


モーツァルトはチョコレートリキュール、あとの2つは台湾のウイスキー。

 

【本日の名曲コーナー】

 

モーツァルト、コンダクター、コンサートマスターといえば思い出すのが山田一雄さん。

 

日本では山本直純とか宇宿允人、山田一雄は不当に評価が低いが、私はこの3人こそ巨匠と呼ぶに値する指揮者だと思っている。

 

1990年NHK交響楽団とのコンサートで、曲はモーツァルトの最後の交響曲「ジュピター」の第4楽章。

 

ド・レ・ファ・ミの単純な4つの音が巨大な建築物のように積み重なり宇宙へ向かうような輝きを放っている。

 

コンサートマスターは徳永二男さんだね。

 

亡くなる数か月前の演奏だがこのエネルギッシュで緊張感のある演奏は山田の真骨頂。

 

死を前にした弱弱しさは全くなく、まさに舞台で死ねれば本望という凄まじい気迫を感じる

 

パフォーマンス的と批判された指揮ぶりも指示がハッキリしているので、楽団員にとっては分かりやすいと思うよ。

 

若い頃は飛び跳ねすぎて客席まで落っこちたという山田。

 

指揮をしながら客席から這い上がってきたという逸話を持つ山田だが、そんな演奏を一度聞いてみたいものだ。

 

ヤマカズさんを聴きながら飲む伊逹。

 

ニッカらしくまろやかでありながら男らしさを感じる個性的なウイスキーだ。

 

【お店】 
・安心や
・東京都台東区浅草2-3-3