翁庵(上野)/~イカ丼~ | 夢酔亭主人のオムライス食日記

夢酔亭主人のオムライス食日記

上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

今週も蕎麦を食べながら楽しくダイエット。


仏壇通りにある翁庵さん。


神楽坂の「翁庵」から暖簾分けされ、開業したのが明治32年。


建物も築70年の老舗。


新蕎麦の季節もやってきた。


最初におばちゃんから食券を買うシステムで、前回と同じねぎせいろと決めていた。


すると目の前に並んでいた3人組の1人が注文したのがイカ丼。


そうか!


そっちもありだな・・・


頭の中から、蕎麦ダイエットも、新蕎麦も吹っ飛び、告げたのは「おばちゃん、イカ丼一つね」


一階は満席で二階に上がる。


2階もテーブルはいっぱいで座敷席に陣地を確保。


頭の上には中原名人の書。


心は水の如し・・・。


私の場合は、心は酒の如し・・・かな(笑)


おまたせしました~。


明るい声と共にイカ丼の登場。


●イカ丼(800円)


ねぎせいろと同じイカのかき揚げが2枚。


秋らしいもみじの絵柄がよござんす。


それではいただきます割り箸


蕎麦屋らしい濃いめのだしが効いた味噌汁。


七色をたっぷりと降りかけ、お待たせしました。お箸入刀!


もっちりとした昔ながらのかき揚げ。


大黒家を始め下町の老舗にはこのスタイルの天丼が多い。


ちょっと解説すると、最近の天ぶらはサクサク系が主流で薄力粉を使う。


薄力粉や強力粉なんて使い方が違うようになったのはメリケン粉が入ってからの事で、昔は“うどん粉”で何でも作っていた。


私もサクサク系が好きだが、たまにはもっちり系も悪くない。


天丼は種も大事だけど、ごはんがダメだと台なし。


蕎麦屋のつゆが沁みたごはんと、イカのかき揚げの相性も悪くない。


途中で摘むお新香が口の中をサッパリさせてくれる。

サクサクの天丼もいいけど、たまには違ったものも食べてみたいな。

そんな方におススメの昔ながらの天丼だ。


おばちゃんたちのサービスを含め、実家へ戻った時のような居心地の良さも魅力の一つ。


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】 
・翁庵
・東京都台東区上野3-39-8


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