休日だけの企画、
「東京で食べられる全国のご当地洋食を探せ!」
佐賀県のシシリアンライス、福井県のボルガライス、長崎県のトルコライス、沖縄県のタコライス、北海道のエスカロップとスープカレー、愛知県のあんかけスパゲッティと味噌カツと続いてきた。
ネタも尽きてきたし、このままダラダラ続けるのも何なので今回で終了。
他にも、金沢のハントンライスや加古川かつめし、岡山ドミカツ丼も食べてみたいが、残念ながら東京にお店がない。
さて、最終回にふさわしいご当地洋食は豪華でなければいけない。
みんなの人気者でなければいけない。
そんな条件に合うものってあるのだろうか?
どげんかせんといかん・・・
どげんかせんといかんと思えば、どげんかなるものである。
そうだ!チキン南蛮があるじゃないか!
それも本格的な本場のお店で食べたい。
訪問したのは丸の内のKITEE。
宮崎料理の万作さん。
宮崎の本店は創業80年の老舗で、東京で食べられる数少ない宮崎料理のお店だ。
目的のチキン南蛮を注文する。
話はそれるが、宮崎弁ってフランス語に聞こえると言われている。
私は若い頃、パリから飛行機でわずか12時間の郊外にあるMiyakonojyouに住んでた事があるが、地元の人はミヤコノジョウとは言わない。
モグモグと口ごもりながら、「ミヤコンジョォ~ッ」
コイハチキンナンバ~ンジャットナ?
ジャガジャガ!
マッコチウメモンジャ~。
ジャッド~ン、イノアンベモイッチャージー イモンショウチュウデノンカタスッドー。
どうですか?
パリッ子も真っ青になる宮崎弁(笑)
目の前にはおでん鍋。その先にはイモンショウチュ~ウがズラリと並ぶ。
●霧島鶏のチキン南蛮膳(1,280円)
大分の鶏天は和食に分類すべきだろうが、チキン南蛮は作り方から判断して洋食だろう。
ボリュームたっぷりのチキン南蛮。
甘酢のいい香りが食欲を刺激してくる。
それではいただきます
卓上のゆず七味は味噌汁にパッパッパ・・・
甘めの麦味噌とゆず七味の風味がたまんない旨さ。
ちょっとした小皿があると嬉しいものだが、素朴な味が私好み。
ジューシーな霧島鶏が旨い。
ハーブをエサに育て、身が締まっているのは大自然溢れる宮崎の大地を走り回っているからだろう。
元気がよかった前知事も、どげんかせんといかんと叫びながら走る姿はまさに地鶏に見えた。
鶏も旨いが、甘めの甘酢と野菜たっぷりのタルタルソースも美味い。
これまで食べたチキン南蛮の中では完成度は一番高いかも。
ふっくらツヤツヤのごはんとも相性バッチリ!
漬物も宮崎っぽいが、サッパリしててよござんす。
どげんかなったチキン南蛮。
本場宮崎の霧島鶏を使った大満足の昼メシだった。
美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【お店】 ★
・宮崎郷土料理 万作
・東京都千代田区丸の内2-7-2 KITTE 5F
・http://r.gnavi.co.jp/gd1n620/
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