七代目卯兵衛(丸の内)/~江戸時代の寿司~ | 夢酔亭主人のオムライス食日記

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上野、浅草など下町中心にオムライスや美味しいランチの食日記。

先日テレビを見ていたら、東京駅構内の北町ダイニングで、江戸時代の料理を再現したイベント「江戸めしざんまい」を開催中だというので訪問してきた。


北町ダイニングは旧北町奉行所跡にある。


フロア内には6店舗があるが、それぞれの分野で江戸めしを再現している。


江戸時代にはお店の格付けが流行したそうだが、現代の「食べログ」みたいなものだったんだろうね。


今回の目的は鮨。


天ぷら、蕎麦と並ぶ江戸めしだ。


七代目卯兵衛さん。


大きな店内だが、ランチが終了した時間で広々としていて気持ちがいい。


目的の江戸時代の寿司を注文。


菊正宗の1.5合。


菊正宗は料理を選ばないし、安心できるお酒だね。


●江戸時代の寿司(1,078円)


まぐろ、カンパチ、鯛の3種盛りに、現在のサイズのにぎりがサービスで付く。


それではいただきます割り箸


にぎり鮨は江戸時代も後半の生まれなので、詳しい資料はかなり残っている。


現在の寿司の2~3倍の大きさで、小さめのおにぎりのサイズ。


タネには煮切りを塗ってあるのでそのままいただく。


一口では到底入らないので3口に分けて口の中に収まった。


赤酢を使っているのでまろやかで優しい酸味が口いっぱいに広がる。


こちらは現代のサイズだが、一口大が主流なのにこんなに大きくはないだろう(笑)

やっつけ仕事で済ませちゃったね。


酢生姜もイマイチ。


砂糖を使うと後味が残り口直しにならない。


酢と塩だけで漬けて欲しかった。


冷蔵庫なんかない江戸時代の寿司は生の魚はほとんど使わない。


煮る、焼く、蒸す、〆る、漬けるなどの仕事を加えているんだが、江戸めしの再現と言うなら白身の魚は昆布で〆ておくべきだろう。


赤酢を使い、サイズを大きくしただけで、江戸めしの再現と言うのはちょっとムリがある。


おそらく忠実に再現すると現代の客の口に合わないと試行錯誤したんだろうが、却って中途半端に終わったんじゃないかな?


美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」


【お店】
・七代目 卯兵衛 北町ダイニング
・東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅八重洲北口 2F
http://www.newtokyo.co.jp/index.html


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