去年は登場するたびに月間MVPを総ナメの三浦亭さん。
武蔵関という小さな駅の商店街にある、席数6席の小さな店。
しかしその実力は都内でも有数の高いレベルだと思います。
とりあえずビールを頼み、メニューを眺めながら作戦を考えます。
今回はちょっと変わったメニューで攻めてみます。
おそらくこの中で、あまり注文がないんじゃないかと思うのが「チキンカレー」
ハンバーグ、ビーフシチュー、ステーキ、オムライスに比べると一段地味ですよね。
でも、どこにでもあるカレーライスが巨匠三浦シェフにかかると、どんな料理になるのか興味津々!
直球のカレーで来るのか、変化球で来るか?
にこやかに談笑していた三浦シェフ、注文した途端にキリッと顔付きが変わり、次々に段取りに入ります。
調理に入ったら、もう声なんかかけられない緊張感のあるシーン。
昔「ザ・シェフ」って漫画がありましたが、まさにあの雰囲気。
●チキンカレーライス(930円)
出来立てのカレーは湯気と一緒に昇るスパイスの香りで、目だけじゃなく、鼻でも美味しさを感じます。
ナルホド・・・こうきましたか!
フレンチのキャベツ料理「シュープレゼ」をベースに、ひよこ豆や野菜を使い、チキンのカレーで仕上げてきました。
それではいただきます
特製のドレッシングが効いた、さっぱり感のあるサラダ。
温かいトマトスープ。
これだけでも、この店に来る価値があります。
これは・・・。
キャベツって甘みがあるんですが、カレーの辛さや酸味などが加わり、旨みの交響曲とでもいうべき何とも複雑で奥深い味。
チキンとキャベツの今まで味わったことのない食感。
インド風とか欧風とかじゃなく、三浦風とでも呼んだらいのでしょうか?
たかがカレーなのに、ここまで深い味になるのにびっくりしました。
食べ終わってもしばらくは口の中の爽快感が続きます。
美味しい食事をいただき感謝をこめて
「ごちそうさま!」
【お店】 ★★★
・洋食 三浦亭
・東京都練馬区関町北2-33-8
・http://miuratei.com/