ピアノ脱力法メソッド 公認トレーナー
♪ ピアノ導入指導コンサルタント 松浦志保子です ♪
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【 にじのねいろソルフェージュ 譜読み編 】
~夢中で遊んで☆気づけば読めていた Stage4 反射の段階へのステップアップ~
前回までの記事では、
識別→反応
と、2段階について見てまいりました。
今回はその次の、
【反射の段階】
へ、いかにしてステップアップするか?
です。
こちらも、識別から反応の段階へのステップアップと同じく、
“ぶっちゃけ回数勝負”
な面が、否めません…。
では、初見演奏をひたすらやり続ければいいのか?
それも、短期間に山ほどやり続ける時間と根性があれば、効果が無いともいえません(笑)
ですが、その場合、一つ注意すべき点があります。
初見演奏を行う時、例えば初めは8小節の曲だったとしましょう。
1段に4小節入っていたとして、さすがにいきなり4小節全部を一目で把握、というわけにはいきませんよね?
そうすると、結局子どもって、一音ずつしか読まないんですよ。
一音だけを読んで弾く…で、また次の一音だけを読んで弾く…。
これでは、そもそも初見演奏として成立していませんよね?
最低でも、1小節分は把握した状態で、心の中で一定のテンポと、今から弾こうとしている音の動きを感じながら弾く…この繰り返しが、やがて初見演奏へと繋がっていくわけです。
そのためには、いきなり4小節ずらーっと並んでいるというのは、ちょっとハードルが高いんですね。
それだけに、どうしても意識が散ってしまう。
では、1音だけ書かれた、いわゆる「音符カード」ではどうでしょう?
よくある「音符カード」の例としては、真ん中のド~高いドまでが、一音ずつカードに書かれていて、それを一枚ずつ読む、というもの。
これは、識別の反復としてはよいのですが、識別をどれだけ繰り返しても、【反射】の段階を要する初見演奏との間にはまだ、深くて暗~い谷間があるわけですよ(笑)
“カードは読めるのに、楽譜を見て弾けない”
というお話をよく耳にしますが、一音のカードと普通の曲ではやっている内容が違いすぎるので、当然と言えば当然。
まず、一音だけのカードには、
・テンポキープが必要ない。
・音と音の間のつながり、流れといったものがない。
・音名を読み上げているだけでは、目と手と耳が繋がっていかない。
・拍子感を感じる必要もない。
・一度にいくつもの音に取り組む場合が多く、意外と難しく、子どもによってはまぁまぁなストレスだったりもする。
ね?
初見演奏までまだまだ随分一山ふた山…随分とへだたりを感じませんか?
今回、【にじのねいろ0ソルフェージュ】に載っている、
【歌って弾く初見カード】は、その問題を解決するために開発したものです。
このカードの大きな特徴は、
・拍子がある
・音域を最大4度まで(0巻では3度)に限定している
という、たった2つの点です。
そしてこれを、ただ音名を読み上げるだけではなく、譜面台に置いて、
・見て
・覚えて
・歌いながら
・一定のテンポで
・弾く
事により、一音なら読めるという段階から、
・一小節をかたまりで捉える
・特定の音域を集中的に反復することで一気に反射の段階へ押し上げる
・目と手と耳を直接つなぐ
・拍子感、リズム感
という4つの力を、一気に!短期に!
本当に、あっという間に!!
身に着ける事が可能となりました。
【にじのねいろ0ソルフェージュ】には、
2/4拍子 真ん中のド~ミ
のバージョンが載っています。
ーーーよし!
と、今回も無事に宣伝までこぎつけられましたところで☆
次回は、
「ドレミは書いちゃダメ!なのに…?」
と題して、文字と音符の謎(!?)に迫りたいと思います!
「にじのねいろ」制作秘話 堂々(?)完結!
のだめカンタービレに見るピアノと発達(もう☆)完結!
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