精神科に行けば、神様みたいな医者が摂食障害を治してくれると思ってた。 | 我慢なし!リバウンドなし!親子過食卒業レッスン 国家資格/公認心理師 オレンジ

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25年間何をやっても過食が止められなかった私が、もう二度とリバウンドしない過食の手放し方を見つけました!
過食で苦しんでるあなたが、もう我慢しないで、好きなものを食べられて、笑顔で「ごちそうさま」ができ人生へ生き方を変えるお手伝いをしています。

摂食障害でも

 

笑って楽しく生きるオレンジです。

 

 

 

 

昨日の記事で、

 

自分に合うプロの力を借りると、

 

摂食障害を回復するスピードが速くなるよ☆

 

ってことを書いたんだけどね。

 

 

 

(読みたい方はコチラ

摂食障害を治すために、プロの力を借りたら、どうなるか? | 

 

 

 

 

 

今日は

 

私が中学生のときに

 

初めて

 

精神科に行って、

 

絶望したときのこと

 

を書くね。

 

 

 

 

(医者ディスりみたいな表現が出てくるけど、

 

当時の私の偏った主観だと

 

こう感じたっていう話だよ。

 

そのドクターが

 

良い・悪いわけではないからね。)

 

 

 

 

①精神科に行くのはハードルが高いし、どこに行けばいいか分からない

 

 

拒食や過食や過食嘔吐の

 

症状がひどいとさ、

 

 

 

体も心もボロボロになって、

 

日常生活もしんどくなってさ、

 

 

 

こんなことしてる私おかしい。

 

でも止められない。

 

もう、ダメだ・・・。

 

誰か助けて・・・。

 

 

 

って

 

とことん落ちたとき、

 

 

あなたは、どうしてる?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私の場合は、

 

中学生で発症したんだけど、

 

 

 

 

家族には、絶対知られたくないし、

 

周りの友達にも、相談できなくてね。

 

 

 

 

でも、

 

日々、どんどん苦しくなって

 

頭がおかしくなりそうで、

 

病院に行きたい

 

って思ったんだよね。

 

 

 

 

 

でも、

 

当時、摂食障害の回復の口コミもなかったから、

 

どこの病院に行けばいいかわからなくて。

 

 

 

そして、

 

精神科って

 

当時の勝手な偏見だけど、

 

怖いイメージがあって、

 

行くのにハードルが高くてね。

 

 

 

しかも、

 

遠いところにしかなくて。

 

 

 

自転車しか移動手段がない

 

中学生の私には、

 

一人じゃいけない場所だったんだよね。

 

 

 

 

②「精神科に行きたい」と勇気を出して母に言う。

 

 

 

でも、

 

親には

 

食べ吐きしていることも

 

それで悩んでいることも

 

知られたくないから、

 

 

 

 

しばらく

 

病院に行きたいとは、

 

言えなかったんだよね。

 

 

 

 

でもね、

 

中2か中3のある日

 

 

 

 

もう耐えきれなくなって、

 

母親に

 

「精神科に行きたい」

 

って振り絞って言ってみたの。

 

 

 

 

そしたら、

 

「なんで?」

 

って聞かれて。

 

 

 

 

でも、

 

本当のことは言いたくない。

 

 

 

 

「え?なんで?」

 

 

 

 

母は追い打ちをかける。

 

 

 

 

 

 

食べ吐きしてるなんて

 

知られるくらいなら、

 

死んだ方がましだ。

 

 

 

 

 

 

でも、

 

連れて行ってもらわないと

 

病院には行けない。

 

 

 

 

何とかして

 

母親に摂食障害を隠したまんま、

 

病院に行かなきゃいけないんだ。

 

 

 

「学校のことで・・・」

 

 

 

私は、精いっぱいの嘘をつく。

 

 

 

「何があったの?」

 

 

「とにかく行きたいの」

 

 

「それじゃ、分からないよ」

 

 

「でも、行きたいの」

 

 

 

 

 

しばらく押し問答が続いて

 

母はあきらめたのか

 

 

 

 

数日後に、

 

大きな病院の精神科に

 

連れていってくれることになった。

 

 

 

 

③神様みたいなドクターが治してくれるはず

 

 

 

とある平日に

 

私は、学校を休み、

 

母は、仕事を休んでくれて、

 

遠くの大きな総合病院の精神科に行った。

 

 

 

 

整形外科のような活気もなく

 

どんより澱んだ待合室で

 

順番を待った。

 

 

 

スタッフの方から渡された問診票に

 

「つらい症状について」

 

書くスペースがあるものの

 

母の隣にいては書けない。

 

 

 

 

でも、

 

私一人で

 

診察室に入れば、

 

 

 

 

誰にも言えない

 

私の心の苦しさを

 

 

 

分かってくれて

 

治してくれる、

 

神様みたいなお医者さんがいるはず!

 

 

 

 

 

 

 

 

母に知られずに、治せるんだ!

 

やっと、ラクになれるんだ!

 

 

 

 

だから、

 

問診票は適当に書いて、

 

早く神様に会うのを待とう。

 

 

 

 

 

④神様じゃなくて、デリカシーのない「ただのおっさん」だった

 

 

 

「〇〇さーん」

 

私の名字が呼ばれる。

 

 

 

 

神様まであと少し。

 

 

 

診察室のドアを開ける。

 

白衣を着た神が見える。

 

 

 

 

 

 

 

私の背後から

 

ついてきた母を置いて

 

一人で診察室に入ろうとすると、

 

 

 

 

神が

 

信じられない一言を発する。

 

 

 

 

 

 

 

「お母さんもどうぞ」

 

 

 

は?

 

何言ってんの?

 

 

 

 

「そうですか」

 

 

 

無遠慮にずけずけ

 

診察室に入ってくる母。

 

 

 

は?

 

何やってんの?

 

 

 

お、終わった・・・。

 

 

 

 

診察室のドアを開ける前まで

 

最大限に膨らんでいた、

 

治す希望が

 

一気にパチンと破裂した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思春期の女子が精神科に行くっていうたらよ!

 

相当ヘビーに決まってんだろうがよ!

 

なに、母親同席させてんの!?

 

このアホンダラが!!!!

 

このボケェェェェェェェェェェーーーーーーー!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

この人、

 

神なんかじゃ、なかった。

 

 

 

デリカシーのない

 

ただのおっさんだ。

 

 

 

 

 

せっかく、ここまで来たのに・・・。

 

やっと、ここまで来れたのに・・・。

 

 

 

 

 

そして、

 

白い服のおっさんは

 

 

 

「何がありました?」

 

と、当たり前の質問をし、

 

 

 

私は、

 

「学校がつらくて」

 

と、ありきたりの答えをして

 

 

 

 

希望の診察が

 

空しく終わった。

 

 

 

 

 

 

もう、こんなところ来ない!

 

このおっさんには任せられないから

 

私が、精神科の医者になって

 

私が、自分で治す!

 

 

 

 

 

 

って

 

強く思って

 

 

 

高3になるまで

 

本気で

 

医学部に行こうと

 

思っていたよ。

 

 

 

 

(最後に)

 

冒頭にも書いたけど、

 

この記事は

 

 

 

当時の

 

私の歪んだ心の癖、

 

偏ったコミュニケーションや

 

0-100思考など

 

 

 

摂食障害の脳みそのときに

 

私は、こう感じたっていうこと

 

だよ。

 

 

 

今書いてみて思うけど、

 

この偏りが

 

摂食障害や生きづらさに

 

つながっているんだよね。

 

 

 

 

決して、

 

ドクターが良い・悪いじゃないし

 

 

 

タイミングや合う・合わないは

 

人それぞれだと

 

今は思っているよ。

 

 

 

そして、

 

偏りがあっても

 

 

 

気づいたり、

 

練習したり、

 

ときに失敗したりしながら、

 

 

 

苦しい考え方を、

 

ラクなほうに

 

調整できるようになっていけるからね。

 

私も、練習中だよ。

 

 

 

 

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