職場のトイレで、号泣しながら自助会に電話する | 我慢なし!リバウンドなし!親子過食卒業レッスン 国家資格/公認心理師 オレンジ

我慢なし!リバウンドなし!親子過食卒業レッスン 国家資格/公認心理師 オレンジ

25年間何をやっても過食が止められなかった私が、もう二度とリバウンドしない過食の手放し方を見つけました!
過食で苦しんでるあなたが、もう我慢しないで、好きなものを食べられて、笑顔で「ごちそうさま」ができ人生へ生き方を変えるお手伝いをしています。

摂食障害でも

大笑いして幸せに生きるオレンジです。

 

 

ここ数日、

ブログを読んでくれる方が

ぐっと増えてて、うれしいよ。

 

 

 

 

 

今日は、

過食嘔吐のどん底で

もう治したいと決めてから、

 

 

職場のトイレで、

泣きながら

自助会に電話したときの話だよ。

 

 

 

過食嘔吐の症状が

どんどんひどくなって

 

治したい!と

決心したときの話はこちら↓

 

 

 

①辞めようとするほど、症状が悪化する。

 

上のリブログ先でも書いたけど、

 

 

過食するためなら、

手段選ばなくなっていった私。

 

 

明日は辞めよう

明日こそ辞めよう

 

と思っても、

 

次の日も

やってしまう。

 

 

 

 

 

コンビニを避けて

回り道しても、

 

 

違うスーパーで

さらに大量の食材を買い込んで

過食したり。

 

 

 

買い物しないで

帰れた日には、

 

 

家で

炊飯器に5合炊いて、

食べつくしていたり。

 

 

 

辞めようと

すればするほど、

 

 

過食の量も

嘔吐の回数も

どんどん増えていったの。

 

 

 

 

 

みんなは、

普通に食べて、

ごちそうさまができるのに。

 

 

ごちそうさまができない

私はおかしい。

 

 

私の意志が

弱いからだ。

 

 

私がもっと強くなれば、

みんなみたいに、

普通に食べられるはず。

 

 

弱い自分なんか、

消えていなくなれ

 

 

って

ずーーーっと責めてた。

 

 

 

 

 

自分の意志じゃ

止められなくて。

 

 

本を読んでも

治らなくて。

 

 

どうしたらいいか

分からなくてね。

 

 

そんなとき、

 

 

昔テレビで見た

自助会のことを思い出したの。

 

 

 

 

②摂食障害の自助グループ・NABA
 

 

昔、NHKでやってた

摂食障害の特集で

 

 

NABA(日本アノレキシア(拒食症)・ブリミア(過食症)協会)の

代表の

鶴田桃エさんの話を聞いたことが

ずっと心から離れなくてね。

 

 

桃エさんの

壮絶な経験談を聞いて、

 

「私と同じことしてる人がいるんだ!!」

 

って、

初めて知って、

驚いたんだよね。

 

 

 

 

 

でも、うれしくて。

 

 

摂食障害になってから

ずっと

私だけがおかしい

と、思ってたから、

 

 

桃エさんの話で

希望が見えた気がしたの。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、

当事者の人と、話したことないし

どんなところか、分からないから

つながることが、不安で。

 

 

 

 

 

しかも、

NABAは、

平日の昼間しか

電話相談を受けつけてなくてね。

 

 

でも、

その時間は

私は仕事してるし、

職場で

一人になれるスペースもないから、

 

 

電話なんて、

できないな

って、思ってた。

 

 

 

 

 

③職場の昼ご飯が怖い。

 

 

そのとき、私は

一人暮らしをしていたので

 

 

朝と夜は

一人で過食嘔吐していたの。

 

 

でも、

 

「昼食は

みんなで

同じものを食べよう。」

 

という職場で働いていたから、

 

 

昼だけは、

自由に

食べ吐きすることが

できなかったんだよね。

 

 

断ったり、

残したりする選択肢

あるなんて、

 

 

これっぽちも

気づかなかったので、

 

 

言われたまんま、食べて。

全部、残さず食べて。

 

 

 

朝と夜は

一人で

炭水化物を厳しく制限してるのに。

 

 

米もパンも麺も出てきて。

 

 

あんなに食べ吐きして

太らないようにしてきたのに、

 

 

吐かなかったら

消化しちゃうよ!

太っちゃうよ!!!!

 

 

 

 

 

そう思うと

体が震えて

気が狂いそうになった。

 

 

 

でも、

人の出入りが激しい

職場のトイレでは吐けない。

 

 


もうやだ。

死んだ方がましだ。

誰か助けて・・・。

 

 

 

 

④職場のトイレで、泣きながらNABAに電話をする

 

 

私は、

携帯を持って

トイレに

駆け込んだ。

 

 

個室のカギをしめる。

 

 

携帯に登録していた

NABAの番号を

表示する。

 

 

画面をじっと見る。

 

 

怖い。

 

 

 

 

 

表示が見えないように

携帯を裏返す。

 

 

深呼吸をする。

 

 

もう一度、

携帯を表にする。

 

 

やっぱり、怖い。

 

 

 

 

 

 

携帯の下には

便器が見える。

 

 

私、いつまで

この中に

顔突っ込むんだろう。

 

 

もう、やだ。

 

 

 

震える指で

通話ボタンを押す。

 

 

心臓の音が

相手に聞こえそうなくらい

ドクンドクンしている。

 

 

 

呼び出し音の

一つ一つが

長く感じる。

 

 

 

お願い、出ないで。

 

 

 

そのとき、

 

 

「もしもし」

 

 

テレビで何度も聞いた

桃エさんの声が聞こえた。

 

 

 

つながった。

 

 

何か言わなきゃ。

 

 

 

言いたいこと 

いっぱいあるのに

 

言葉が出ない。

 

 

 

携帯握りしめて

トイレの中で立ち尽くしたまんま

 

 

何か言おうとすると

涙が出てきて

 

 

 

 

 

せっかくつながったのに

これじゃ不審者みたいになっちゃう。

 

 

何か言わなきゃ。

 

 

でも、

言おうとするほど

嗚咽して

話せずにいたら、

 

 

 

 

「よくかけてくれたね」

 

「つらいよね」

 

「泣いていいよ」

 

 

っていう

ニュアンスの言葉を

桃エさんが言ってくれて。

 

 

ダムが決壊した。

 

 

 

 

 

その後

私が

どれだけ泣いたのか

分からないけど、

 

 

ずっと、桃エさんは

電話を切らずに

受け止めてくれて。

 

 

 

泣きすぎて、

その後、

何を話したか

記憶にないけど、

 

 

分かってくれる人が

いるんだ。

 

 

って実感できたのが

すごい安心したんだ。

 

 

 

そこから

NABAにつながるようになって

回復への道が見えてきたよ。

 

 

 

 

もし、今、

一人で苦しんでる人がいたら

安心できる自助グループや専門家に

つながって、

「一人じゃない」をぜひ感じてほしいな。

 

 

 

私も

あなたの話を聞けるような

何かを

考えてみるね。

 

 

 

おすすめの

自助グループ

 

摂食障害の自助・ピアサポートグループ NABA(ナバ) (fc2.com)

 

HOME - 摂食障害回復支えあいサイト|未来蝶ウェブサイト (future-butterfly.net)

 

 

 

摂食障害カウンセラー