● 古楽や現代音楽の、特殊な記号も自作しています
こんにちは。デジタル楽譜ラボ・森本良子です♪
私たちが使っている楽譜ソフトには、いろんな記号があらかじめソフトに入っていて、ほぼどんな記号もあるのですが・・
たまに珍しい記号や、滅多と見かけない記号もあります。そういうものは、しばしばソフトに入っていないこともあります。
例えば・・
- 方形フェルマータ
- アーチ付きトリプルトリラー
- 逆向きアルペジオ
こういうった記号は、楽譜ソフトにはオリジナルで入っていないので、私たち制作スタッフがお作りします!
かつては、大譜表を上下につないで掛ける、S字スラーも自作していました。
(Finale2000以前には、S字スラーを付けられる機能がなかったのです。。)
そのほかにも、ほんっっっっっっとうに、いろんな記号や図形を手作りしています。
とあるギター教則本で、1冊を通してタブ譜や五線譜よりもフレットやダイアグラムなどの、図形や記号の方が多い本がありました。
原稿をもらって、どういう風に作り進めるのがいいか、しばらく考えました。
縦線と横線があまりに多いので、いっそのこと、エクセルで作ろうかとも思いました(笑)
でも、仕上がりページの同じ紙面には、タブ譜や五線譜も一緒に作らなければなりません。
違うソフトで作って、複数の楽譜パーツや記号パーツをあとで組み合わせることはいくらでもできますが、のちの修正やデータ管理で混乱を生じかねません。
結局、いろいろ考え抜いて、楽譜ソフトが持っていない記号を全て手作りしたり、設定を変えることで作り出したりして、記号パーツを組み合わせることなく、全て楽譜ソフトの中で紙面を仕上げられるように、進めたことがあります。
全体で120ページくらいあったと思います、とてつもない作業でした(笑)
でもそうした経験が、私をFinaleの使い手として、また浄書家として育ててくれました。
本当に、お仕事に育てていただいたのです。
私自身プライベートでは、Sibeliusも使いますが、お仕事では「Sibeliusで」と指定がある時以外は使っていません。
理由はまさに、図形や記号を自作できないから。
とても分かりやすい、使いやすいソフトです。機能も充実していて、個人的には好きなソフトなのです。
音符の形状や、音楽フォントを変えれば、Finaleと同じ見た目の楽譜だって、作れます。
でもお仕事では、図形や記号を新しく作れないのは、何かと不都合なときがあります。
その一点のために、お仕事ではFinaleを使っています。
現代音楽の特殊な記号や、見たことのないような新しい記号まで、どんなものにも対応。
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