第74回NHK紅白歌合戦 予想

 

 先月(8月)15日にMusic Lifeが2月から行ってきた「全国民対象!NHK紅白歌合戦世論調査」の結果を開示し、総評を行った。公開当日で閲覧数が900を超える次元の異なる記事となった。

 調査では151件の意見をお寄せいただいた。これも踏まえて、今回は「第74回NHK紅白歌合戦」の出場歌手・曲目、さらに企画に至るまで予想を行う。

↓↓調査結果↓↓

↓↓【4月公開】紅白予想↓↓

↓↓【6月公開】紅白予想↓↓

 

  実施方法(4月、6月と同様)

 今回は、できる限り実際と近づけるために以下の事柄を重視して行った。

  1.NHK制作の音楽番組への出演回数

  2.今年が「○周年」(5周年や30周年等)の歌手

  3.独自に行った出演予想調査での一般的な注目度

 この他に一般的な流行情報なども含めて実施した。

 

  1.NHK制作の音楽番組出演回数

 NHK制作の音楽番組は多くある。今回は「うたコン」「SONGS」「The Covers」「Venue101」を中心に出演回数を調査した。この他には「NHK MUSIC SPECIAL」やドキュメンタリー番組出演などは「その他」に含まれているが、「NHKのど自慢」のレギュラー放送は視聴者が主役のため含めれていないが、「チャンピオン大会」はNHKホールで歌番組さながらで行うため審査員・ゲストは含んでいる。また、「新BS日本の歌」等は放送回数が多く再放送と本放送が入り混じっており収集が困難になるため含んでいない。

簡単に分類すれば、

 ・「うたコン」→全世代向け

 ・「SONGS」→中高年代向け(Jpopだけでなく演歌・歌謡曲も出演している)

 ・「Venue101」→若年層向け

 ・「The Covers」「SONGS」「NHK MUSIC SPECIAL」→音楽ファン向け

のように捉えれば全世代の注目歌手の出演並びにNHKへの貢献度も伺えるだろう。

 1月から8月27日までに発表または放送された番組(再放送・アンコール放送を含まない)からの各歌手の出演回数は下のようになる。

 最も出演回数が多かった歌手は7回の「純烈」次いで、「郷ひろみ」「星野源(サブスク堂)」「松重豊(サブスク堂)」「Little Glee Monster」と続いている。約8ヶ月間で出演した歌手(出演者)は265名、前回(6月)に比べ76名多くなった。内訳を見ても公共放送として、多くの世代に向けた音楽番組を制作していることがわかる。

 

  2,3.周年歌手と出場予想調査

 1年間の活躍の中で、○周年の歌手は活動がより活発になるだろう。ここで、注意したい点はそれ以外にも毎年活躍している歌手は山のようにいる。しかし、それを言っては際限がない。実際に、○周年の節目に紅白に出場する歌手は多い。Music Life調べでの今年○周年を迎えるアーティストは下のようになる(更新版)。

 これだけで、紅白の選考は到底できない。しかし、ファン・世間どちらからの注目度は高いことから予想の参考とする。

 

 また、紅白歌合戦が他の音楽番組との大きな違いは視聴者への調査も行って出場歌手を決めているところだろう。Music Life が出場予想をより正確に行うために独自調査を行った。詳しい内容は下のリンクよりブログ記事で確認してもらいたい。調査はまだ行っているが、開始から8月27日までの結果は下のようになった。

↓↓調査の詳細↓↓

 まずは、調査へ参加された方への感謝を申し上げる。誠にありがとうございます。8/27時点の回答数は233件、最も多かったのは「山内惠介」だった。これは、毎回ブログ記事に調査告知を貼り付けおり、好評度が高かった記事が「山内惠介」だったからだろう。しかし、山内惠介をはずして考えても歌謡曲からJpopまで幅広い年代の歌手への出場予想が届いた。この調査からも紅白歌合戦と言う歌番組が全世代から支持・期待されている番組と言うことがより鮮明にわかるようになった。

 

  調査を鑑みた予想

 上で述べたこと、そして調査で出てきた意見を鑑みた「第3弾紅白出場歌手・曲目予想」を発表する。まだ放送まで月日はあるので紅・白各1組開けてある。

↓↓Spotifyで予想曲目が聴ける↓↓

 選考に関しての補足は4月の予想を見てもらいたい。

 調査でも挙がった、日本人でK-popを頑張っている歌手や歌唱力や実力のある歌手なども選出している。だが、大枠はNHKへの出演回数と調査での世間の注目度に重きを置いている。6月の予想より、日本・世界から注目されている問題を抱えた事務所は外している。歌手と楽曲には罪はないが、事務所の対応の悪さなどの責任を果たしていない姿勢を考慮したためだ。

 他にも、特別企画は番組連携や追悼と言ったものに絞り、その他は通常の出場者へと戻した。調査の総評で筆者が書いたように、男女のコラボを多く選出している。これらの曲は、配信を含めて昨年末から今年発表された楽曲が多くを占めているだ。

 多少はセールス面も注視しているが、多くは今年の話題やセールスを含まない事柄で実績を上げた歌手、さらに紅白から話題になりそうな歌手を選出している。

 

 特別企画の予想

 上でも述べたように、企画は番組連携や追悼などに絞った。追悼企画については、歌手と曲目を見ればわかると思うが、それ以外のものについてこれから説明していく。

 

①スペシャルナビゲータープレゼンツ~テレビ70年音楽で振り返り~
 今年はテレビ放送開始70年となった。NHKでは70年の間、番組や教育のための多くの楽曲を視聴者に提供してきた。その名曲の数々を出場歌手の心のこもった歌唱で後世に伝える意味は大きい。そして、その曲を通して人々があの頃に戻ったり、家族で歌ったりできるだろう。

 調査の総評で、「スペシャルナビゲーター」について触れた。そこでも書いたように、この企画はスペシャルナビゲーター進行のもとに行うことを提案する。
-曲目と歌手(案)-※歌手は上で示した予想から選出
・花は咲く:司会、菅野よう子(ピアノ)
・ぼよよん行進曲~だんご三兄弟:おかあさんといっしょ歴代キャスト

・できるかな:NiziU、星野源
・怪獣のバラード:家入レオ、井上芳雄
・切手のないおくりもの:Little Glee Monster

・夢であいましょう:石川さゆり
・いつでも夢を:出場歌手有志


②Venue101プレゼンツ~みんなDE踊ろう~
 今日は、SNSでの「踊ってみた動画」から話題を呼ぶ楽曲が登場する。そんな楽曲や出場者の一芸、今年を象徴する事柄を振り返る。来年の「パリオリンピック」ではブレイキンが正式種目となる。そのように、DJスタイルで各歌手30秒間隔でダンスなどを披露する。上の曲目予想よりDJはTRFのDJKOOがその役目を果たせるだろう。さらに、「EZ DO DANCE」から「Three,two,one, break down...」を各歌手の初めにかければちょうどよいだろう。

 また、出場歌手ではない歌手も参加するのも良いだろう。それがネクストブレイク歌手となれば日本の音楽界を支えることもできる。企画全体を例えるとしたら、第72回NHK紅白歌合戦で歌唱された「マツケンサンバⅡ」の間奏だ。多様で色々なカラーを出して一つのものとなることは、紅白でしか見られないものだろう。

 企画の最後を飾るのは「ビートDEトーヒ」。出場歌手・視聴者からの「踊ってみた動画」みんなで盛り上がれる。

-DJ・MC(案)-

・DJ:DJ KOO

・MC:MC濱家(濱家隆一)
-パフォーマンス(案)-※上で示した予想を含めて選出

・J'S THEME:春畑道哉(TUBE)
・Boom Boom Back~Vivid:純烈、BE:FIRST、MAZZEL
・Y.M.C.Aヤングマン:郷ひろみ、日向坂46、山内惠介
・けん玉パフォーマンス:三山ひろし、出場歌手有志

・また君に恋してる:坂本冬美、ミカ(Little Glee Monster)

・パンダピラニア:小堺一機、チョコレートプラネット
・可愛くてごめん:サザンオールスターズ、ももいろクローバーZ
・ビートDEトーヒ:ハマいく、司会、出場歌手有志、視聴者からの「踊ってみた動画」

 

 今回筆者が提案したものは、全て世代を超えて繋がれるものだ。総評の最後でも述べたが、世代を超えて楽しめるものが「テレビ」の良さでもある。それを体現するような企画だと筆者は考えている。

 また、今回選出した歌手は全員生演奏で歌唱できる歌手だと感じる。是非ともオンステージで特別バンドの生演奏で迫力のある歌唱を行ってほしい。各歌手の歌唱でも、丘みどりであればフラッシュ金子との共演、山内惠介であれば太鼓芸能集団「鼓童」との共演、郷ひろみやOfficial髭男dismであれば中高生の合唱団との共演などそれぞれの歌手にあった演出を行うことで、ファンも視聴者も満足することができるだろう。

 

 特別企画の提案はNHKの問い合わせにも意見として投稿した。この記事を読んで膨らんだ意見は、記事のコメント欄ではなく同様にNHKへ出してほしい。

↓↓NHK問い合わせ↓↓

 10月に第4弾となる「紅白出場歌手・曲目予想」を行う。これがMusic Life的予想の最終版となる。そのため、10月1日をもって「『NHK紅白歌合戦』出場歌手予想調査」も終了となる。回答はお早めに行ってください。

 

紅白に関する調査を行っています。

「全国民対象NHK紅白歌合戦世論調査」を行っています。併せて、「紅白出場歌手予想」への幅広い意見の収集のために出場歌手予想調査も行っています。

世論調査は終了しました。ご協力ありがとうございました。

↓↓結果開示のブログ記事↓↓


↓↓調査の詳細はこのブログ記事↓↓