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考えてみると困難だ

 

 毎年何かと話題になることが「NHK紅白歌合戦」だが、中でも出場歌手・曲目に関する内容が最も注目を集める。「Music Life」ではいち早く、そして実際と近い形で行った。流石にまだ3ヶ月ほどしか経っていないため、第一弾と言っても良いだろう。

 

  実施方法

 今回は、できる限り実際と近づけるために以下の事柄を重視して行った。

  1.NHK制作の音楽番組への出演回数

  2.今年が「○周年」(5周年や30周年等)の歌手

  3.独自に行った出演予想調査での一般的な注目度

 この他に一般的な流行情報なども含めて実施した。

 

  1.NHK制作の音楽番組出演回数

 NHK制作の音楽番組は多くある。今回は「うたコン」「SONGS」「The Covers」「Venue101」を中心に出演回数を調査した。この他には「NHK MUSIC SPECIAL」やドキュメンタリー番組出演などは「その他」に含まれているが、「NHKのど自慢」のレギュラー放送は視聴者が主役のため含めれていないが、「チャンピオン大会」はNHKホールで歌番組さながらで行うため審査員・ゲストは含んでいる。また、「新BS日本の歌」は放送回数が多く再放送と本放送が入り混じっているため収集が困難になるため含んでいない。

簡単に分類すれば、

 ・「うたコン」→全世代向け

 ・「SONGS」→中高年代向け(Jpopだけでなく演歌・歌謡曲も出演している)

 ・「Venue101」→若年層向け

 ・「The Covers」「SONGS」「NHK MUSIC SPECIAL」→音楽ファン向け

のように捉えれば全世代の注目歌手の出演並びにNHKへの貢献度も伺えるだろう。

 1月から3月中旬までのに発表された昨年度中の放送(再放送を含まない)からの各歌手の出演回数は下の画像のようになる。

 一番出演回数が多い歌手は、出演回数は3回で「純烈」「Little Glee Monster」「井上芳雄」の3名だ。しかし、TV放送の1週間の内で最も多くの音楽番組を放送しているNHKだげに、たったの3ヶ月の間で111名の歌手が出演している。

ここでのまとめとして、多くの視聴者に視聴されている番組への出演回数だけで選考したとしても選出は困難を要するものとなっている。

 

  2,3周年歌手と出場予想調査

 1年間の活躍の中で、○周年の歌手は活動がより活発になるだろう。ここで、注意したい点はそれ以外にも毎年活躍している歌手は山のようにいる。しかし、それを言っては際限がない実際に、○周年の節目に紅白に出場する歌手は多い。Music Life調べでの今年○周年を迎えるアーティストは下の画像のようになる。

 ここで取り上げている歌手は一般認知度がある歌手である。その中で最高年は60周年の「舟木一夫」最低年は10周年の「クリス・ハート」ら5名である。「大滝詠一」はご逝去10年として取り上げた理由は、日本の音楽界での多大なる功績を残された歌手・プロデューサーであるからである。これだけで、紅白の選考は100%できない。しかし、ファン・世間どちらからの注目度は高いことから予想の参考とする。

 また、紅白歌合戦が他の音楽番組との大きな違いは視聴者への調査もおこなって出場歌手を決めているところだろう。Music Life が出場予想をより正確に行うために独自調査を行った。詳しい内容は下のリンクよりブログ記事で確認してもらいたい。調査はまだ行っているが、開始から3月中旬までの結果は下の画像のようになった。

↓↓調査の詳細↓↓

 まずは、調査へ参加された方への感謝を申し上げる。誠にありがとうございます。3/22時点の回答数は44件、最も多かったのは「山内惠介」だった。これは、毎回ブログ記事に調査告知を貼り付けおり、好評度が高かった記事が「山内惠介」だったからだろう。しかし、山内惠介をはずして考えても歌謡曲からJpopまで幅広い年代の歌手への出場予想が届いた。これの調査からも紅白歌合戦と言う歌番組が全世代から支持・期待されている番組と言うことがわかる。

 

  出場歌手・曲目予想に関して

 まず、紅白歌合戦に対しての称賛として「全国民が納得する選考など無理に等しい時代」となっている中、番組を続けようと団結して作り上げている事は大変素晴らしいことだと感じる。しかし、「若者より」となっている事は事実だろう。その中で、唯一の道筋として「みんなが知っている曲を歌う」と言うことがあるように思える。

 勿論、1年間の終わりに各歌手の集大成として今年の頑張りを多くの視聴者へ見せることも重要なことだ。しかし、現在はランキングがその歌手の頑張りを表しているわけではない。2000年代のサザンオールスターズ「TUNAMI」や大塚愛「さくらんぼ」のような全世代が一致するヒット曲と言うのは今やないだろう。Kpopが上位を占めていても、それを多くのリスナーが聴いているかは分からない。演歌・歌謡曲であっても同じことだ。また、1年に1曲リリースしているわけでもない。ファンであっても決めがたいところがあるだろう。

 そうであったとき、昨年の紅白でも誰もがその時代の空気感に戻り、同時に若者も興奮に沸いた歌手は鈴木雅之や篠原涼子、ゆずなど誰もが知る楽曲を歌っている歌手だろう。SNS時代である昨今、一つのジャンルに縛られやすくなっている。それはKpop好きだろうが、歌謡曲好きでも同じ傾向は少なからずあるだろう。しかしTVは皆で共有しあえるメディアだ。70年目に入り新たな役目を持ったTV。その役割としてその年のヒット曲に縛られなくてもよいのかもしれない。事実、先人たちが創りあげてきた紅白もその年のヒット曲だけを歌唱していたわけでもない。

 そのため、多くの世代と折り合うためには妥協点も必要だ。そのため、「懐メロ」と評される楽曲を歌ったとして、曲尺が短縮されていなければ良いのではないか。或いは、ダンスで他歌手とコラボするだけでなく、コーラスとしてコラボする。これは歌唱力がないとできないことだ。そうやって、全世代で妥協点を探り合い、折り合っていくことが紅白だけでなく現代社会にも必要なことだとも感じる。

 多少脱線したが、そのような点に留意してMusic Lifeなりの「第1弾紅白出場歌手・曲目予想を」立ててみた。

↓↓昨年の紅白総評↓↓

 

  軽々しく批判できない

 いよいよ、「第1弾紅白出場歌手・曲目予想」を発表するが、第1弾なので、すべてが埋まってはいない。そして、曲目も入っていない歌手もいるがそれは今年のデータが少ないことからそうなっている。第1弾として心を広く見てもらいたい。

↓↓Spotifyプレイリスト↓↓

 この選考に関して一言でいうのなら「軽々しく批判すべきでない」だろう。この選考は「予想」として気持ちを軽くして見れるだろう。しかし、NHKが公表する内容はほとんどの国民が見ることになる。NHKを擁護するわけではないが、紅白歌合戦の出場歌手・曲目選考は一筋縄では行いないことだ。時間がある方はやってみてもらいたい。

 さらに、「何度も聴いたことがある曲だ。」と批判を受けそうな点もあるだろう。しかし、昨年の紅白では「郷ひろみ」がメドレーで「2億4千万の瞳」が入っていなかったことでの批判もSNSで一部起きていたそうだ。「年末聴く曲」が国民の中で決まっているようにも思う。そうなってしまったことは変えられないだろう。ここは上で書いた妥協点だろう。

 「こんな事わざわざやる意味がない」と思う方も多いだろう。今回は言ってしまった部分もあるが、このような事で何かの「気づき」があるかもしれない。そこは、読み手よって違うだろう。だからこそ、毎年称賛の声や批判の声が入り混じるのであろう。

 また、この予想や実際にやってみた方、意見・考えがある方は是非NHKへ問い合わせてほしい。意見が多いほどNHKは大変になるかもしれない。しかしその分、より熱意をもって対応してくれるだろう。

↓↓NHK ご意見・お問い合わせ↓↓

 

 

 

紅白に関する調査を行っています。

「全国民対象NHK紅白歌合戦世論調査」を行っています。併せて、「紅白出場歌手予想」への幅広い意見の収集のために出場歌手予想調査も行っています。

【注意】本記事のクレーク・意見などは記入しないでください。そのような内容はコメントでお願いいたします。

↓↓調査サイト↓↓


↓↓「NHK紅白歌合戦」出場歌手予想調査のみはこちらから回答↓↓


↓↓調査の詳細はこのブログ記事↓↓