行政書士へと続く日々の挑戦 -8ページ目

行政書士試験までの記録②−2おかゆの蓋と自由の獲得まで

こんにちは。

今日は、天気も良く、散歩中の楽しそうな犬たちとたくさんすれ違うことができた良い1日でした。



前回と話が前後してしまうのですが、今回は、行政書士試験と宅建士試験のダブル受験を決意したきっかけについて綴ってみます。




現在の私としては、ダブル受験に挑戦しようと思いませんし、当時と同じ熱量で勉強することはできないと思います。



試験直前期になると、想像した以上に体力を奪われ、ストレスが溜まり、恐怖に襲われたことを経験してしまったからです。



でも、その年は、どうしても挑戦したかったんですね。

そして、成功できなかったけれど、やっぱり挑戦して良かったと思います。



ダブル受験のきっかけとして、直前に入院したことが大きく影響しています。


(20代の頃から主治医に『高齢になったときのことを考えると、手術を受けといたほうが良いよ』と言われては逃げ続けてきた、歯のかみ合わせの関係で、3月下旬から4月下旬にかけて約1ヶ月の入院をしました。)



全身麻酔下の手術を経て数日後、初めて食事が許された日、筋力の衰えと倦怠感で指先に力が入らなくて、蒸気でくっついたおかゆの蓋を、自分であけることができなくて驚きました。



そして、そんなことでわざわざ看護師さんを呼ぶわけにはいくまいと、自分でなんとかしようとした結果、あつあつサラサラの三分粥を思いっきり布団にこぼしてしまいました。



あの時のおかゆの熱さ、情けなさや、仕事を増やしてしまった申し訳なさは忘れられません。



病院にいた期間は、夜もあまり眠れなくて、大部屋なこともあり、音に神経質な私はほぼ勉強できませんでした。



そして、せっかく桜🌸が咲いているのに、窓から見るだけなのが悲しく不自由でした。



その反動か、退院後しばらく療養して元気になると、自由であることが嬉しく、また長年気がかりだった手術もクリアし、気持ちがいつも以上に前向きでした。



そして、『自由なのは当たり前ではないから、挑戦したいことがあるなら、後回しにしてはダメだ』と強く思うようになり、やれるところまでやってみようと、ダブル受験を決意しました。



宅建は、日建学院の『これだけ、まんが宅建士』小沢カオルさん著は、12月くらいから寝る前の時間に読んでいて、

5月下旬にみんほしの赤の教科書と黄色の問題集を使用しはじめました。



YouTubeは、棚田先生の不動産大学と、ゆーき先生(アメブロで紹介されていて知りました)の講義を支えにしました。



行政書士の勉強は、独学で頑張っていましたが、全体としてどこまで理解が進んでいるか、一つのところにとどまり過ぎていないか、自分ではわからなくて苦戦しました。



そんなときに、伊藤塾の超短期講座の存在を知り、6月中旬に申し込みました。


(前年の模試は、何故か伊藤塾のものしか受けていなかったのですが、平林先生の民法の解説がわかりやすかったことが印象に残っていたんです)


 

平林先生の講義で、少しずつ自分のことが客観的に見られるようになってきました。


例えば、今まで暗記で乗り越えていただけで、実は正確に理解できていなかった論点があることに気付かされたり、うやむやな霧が晴れる瞬間にたくさん出会えました。



理解できるようになると、民法が楽しくなり、少しずつ得意科目に変わっていきました。



長くなってしまいましたので、今日はこのあたりで失礼します。



ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)

行政書士試験までの記録②−1宅建とのダブル受験を決意するまで

こんにちは。



寒くても木々に紅葉が少しでも残っているとほっとします🍁🍂



3年間にわたる行政書士試験までの記録として、今回は、勉強2年め(令和4年)の前半について綴ってみます。





社会人になってから、いつか取ろうと思っていた資格の一つに宅建がありました。



会社員として14年勤めた後、派遣社員として働いてきた私は、年齢のことも考えて、今のままではいけないって悩んでいました。



当初は、令和3年の行政書士試験に合格して、令和4年は宅建を取得することが目標でした。



しかし1年めの行政書士試験が、あと8点で合格できてたんだと分かると、かなり落ち込みました。



行政法の記述式問題で、どうして「行政指導の『停』止等の求め(正しくは「中止」)って書いてしまったんだ!」とか、気づくと自分を責めていました…。



なかなかやる気が起きなくても、民法だけは、毎日勉強しないと解けなくなる危機感があり、スー過去を解いたり、辛いときはYouTubeを観て、なるべく毎日触れるようにしていました。


※YouTubeはいろいろ観ましたが、伊藤塾の司法書士講座の宇津木先生が、たしか20回くらいに渡り、民法の初歩的な内容を丁寧に教えてくださる動画がわかりやすくて、話し方が優しいので、ボロボロの心が癒やされました。



民法を勉強しつつも、行政書士試験までの長い道のりを思うと、ゴールまであまりに果てしなくて辛くなり、元々その年に受けようと予定していた宅建に専念するか悩みました。



そんなときに、YouTubeで棚田行政書士さんの存在を知りました。



第一印象は

『この先生、なんでこんなにおもろいんだろう爆笑

次に『教え方がすごく上手だなおねがい

って思いました。

特に、覚え歌が、面白いし素晴らしい!

子供の頃に聴いたアニソンが使われていて、宅建の勉強が楽しいなって思えました。



棚田先生の「紙一枚勉強法」という本も読みました。



そして、

5月頃に行政書士と宅建のダブル受験を決意しました。



次に続きます。

行政書士試験までの記録①予備校選びと初学者の強み

こんにちは。



今日は天気の良い1日でした。

青空に銀杏が綺麗でした。



今回で4回目の投稿ですが、いつもどんなことを書いたら良いものか迷います。



私にとってアメブロは、読むと励まされたり、ネコさま方の写真に癒やされたり、様々な情報を知ることができたりする、生活に欠かせないものです。



私の場合、かわいいネコも心のなかにいてお見せできず、特別な知識もありませんが、今は続けることを目標にしてみようと思います。



今回は、行政書士試験について、過去3年間の経緯を綴ってみます。



長くなりそうなので、何回かに分けますね。



近くの公園で、

11月下旬に咲いていた秋バラです



勉強開始1年め(令和3年)



独学で合格することは困難と判断し、予算内(10万円以内)におさまる講座をさがしました。

ちなみにこの頃はまだアメブロもSNSも利用していませんでした。



ネットでは、LECや伊藤塾やTACなどの大手予備校を薦める合格者の方も多く、当然目に留まりましたが、予算内におさまらないため、内容を検討もせず、あきらめました。



今になって思えば、初学者という、まっさらな状態で法律を学ぶことができるアドバンテージがあるのだから、法律の土台となる基礎を重視するところを選ぶべきでした。



初学者にちなんで、ちょっと話が飛びますが、



以前、プロから楽器のレッスンを受けたことがありました。

20年近く自己流でやってきて、いざ先生から習う場合、長年にわたり変なクセがついてしまった人(私のこと)はクセを矯正しながら基本型から学び直さなければいけないので、上達するのが難しいし時間がかかります。教える方ももっと大変でしょう(-_-;)



それに比べて初心者は、基礎から正しく素直に学べるので、先生の教えに沿ってのびのびと練習を続けることによって、何かのきっかけで、ある日を境にみるみる上達する。幼い頃からはじめなくても、プロになれる人も実際にいますしね。



行政書士試験の話に戻しますが、法律の勉強も基礎となる土台が大切ですので、このことと意外と似てる部分もあるのかなと思います。



1年勉強して、クセというか中途半端な知識がついてしまうと、2年めの勉強でかえって邪魔することが多々あったので。知ったかぶりをしてしまう瞬間があって、素直じゃない面が時々出てしまうんですね。



1年めに選んだ通信講座は、初学者向けでしたが、効率を重視したカリキュラムで、法律の基礎を一から教える方針ではなかったようなので、法的三段論法を知らずに過ごしました。




令和3年の私は、

『行政書士試験に合格すること』が大きな目標で、

『実際に行政書士になってから後』にどうなるかまで考えが至らなかったのかもしれません。



もし、行政書士試験に合格した事実が欲しいだけなら、講座は値段重視で決めてもよいかもしれない。



でも、合格後に、他者の人生に自信と責任をもって関わっていく【行政書士として働くこと】が目標であるなら、しっかり時間をかけて、熟考した上で決める必要がありました。



そして、その年の私は、試験当日まで『法律を学び理解できることの喜び』を知ることはできず、本試験は172点に終わりました。



もちろん、独学で法律を深く正確に理解される方もいらっしゃいますし、私と同じ講座を同じ年に受講して合格された方もたくさんいらっしゃいます。



私の敗因は、勉強不足はもちろんのこと、学んでいて楽しくない自分に合わない内容の講座に安易に決めてしまったことです。




結論→せっかく時間と労力とお金をかけて勉強するのだから、スタート時こそ最も力を入れて予備校や講座を選べば良かった!



結局長くなってしまいました。最後までお読みいただきましてありがとうございました。(*^_^*)