行政書士試験までの記録②−2おかゆの蓋と自由の獲得まで | 行政書士へと続く日々の挑戦

行政書士試験までの記録②−2おかゆの蓋と自由の獲得まで

こんにちは。

今日は、天気も良く、散歩中の楽しそうな犬たちとたくさんすれ違うことができた良い1日でした。



前回と話が前後してしまうのですが、今回は、行政書士試験と宅建士試験のダブル受験を決意したきっかけについて綴ってみます。




現在の私としては、ダブル受験に挑戦しようと思いませんし、当時と同じ熱量で勉強することはできないと思います。



試験直前期になると、想像した以上に体力を奪われ、ストレスが溜まり、恐怖に襲われたことを経験してしまったからです。



でも、その年は、どうしても挑戦したかったんですね。

そして、成功できなかったけれど、やっぱり挑戦して良かったと思います。



ダブル受験のきっかけとして、直前に入院したことが大きく影響しています。


(20代の頃から主治医に『高齢になったときのことを考えると、手術を受けといたほうが良いよ』と言われては逃げ続けてきた、歯のかみ合わせの関係で、3月下旬から4月下旬にかけて約1ヶ月の入院をしました。)



全身麻酔下の手術を経て数日後、初めて食事が許された日、筋力の衰えと倦怠感で指先に力が入らなくて、蒸気でくっついたおかゆの蓋を、自分であけることができなくて驚きました。



そして、そんなことでわざわざ看護師さんを呼ぶわけにはいくまいと、自分でなんとかしようとした結果、あつあつサラサラの三分粥を思いっきり布団にこぼしてしまいました。



あの時のおかゆの熱さ、情けなさや、仕事を増やしてしまった申し訳なさは忘れられません。



病院にいた期間は、夜もあまり眠れなくて、大部屋なこともあり、音に神経質な私はほぼ勉強できませんでした。



そして、せっかく桜🌸が咲いているのに、窓から見るだけなのが悲しく不自由でした。



その反動か、退院後しばらく療養して元気になると、自由であることが嬉しく、また長年気がかりだった手術もクリアし、気持ちがいつも以上に前向きでした。



そして、『自由なのは当たり前ではないから、挑戦したいことがあるなら、後回しにしてはダメだ』と強く思うようになり、やれるところまでやってみようと、ダブル受験を決意しました。



宅建は、日建学院の『これだけ、まんが宅建士』小沢カオルさん著は、12月くらいから寝る前の時間に読んでいて、

5月下旬にみんほしの赤の教科書と黄色の問題集を使用しはじめました。



YouTubeは、棚田先生の不動産大学と、ゆーき先生(アメブロで紹介されていて知りました)の講義を支えにしました。



行政書士の勉強は、独学で頑張っていましたが、全体としてどこまで理解が進んでいるか、一つのところにとどまり過ぎていないか、自分ではわからなくて苦戦しました。



そんなときに、伊藤塾の超短期講座の存在を知り、6月中旬に申し込みました。


(前年の模試は、何故か伊藤塾のものしか受けていなかったのですが、平林先生の民法の解説がわかりやすかったことが印象に残っていたんです)


 

平林先生の講義で、少しずつ自分のことが客観的に見られるようになってきました。


例えば、今まで暗記で乗り越えていただけで、実は正確に理解できていなかった論点があることに気付かされたり、うやむやな霧が晴れる瞬間にたくさん出会えました。



理解できるようになると、民法が楽しくなり、少しずつ得意科目に変わっていきました。



長くなってしまいましたので、今日はこのあたりで失礼します。



ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました(*^_^*)