行政書士へと続く日々の挑戦 -4ページ目

伊藤塾の行政書士試験合格祝賀会 前編

こんにちは。


前回のブログで、伊藤塾の行政書士合格祝賀会について少しだけふれました。遅くなりましたが今回は祝賀会に参加した感想を綴ってみます。(長文です🙏)


以前にも少しお話しましたが、私はコロナ禍以降、感染が怖くて外食ができませんでした。
それなのに、コロナやインフルが猛威をふるうなか、新幹線に乗れるのか?
パーティ会場でマスクを外して食事ができるのか?
直前まで毎日悩みました。


行かなきゃいいじゃんって思いますよね?
私も何度も思いました。
コロナがなくても、そもそも華やかな場は苦手なはずなのです。


しかし、何かに「ほらっ」て背中を押されるように参加したほうがいいって気持ちが強かったんです。
ほぼ直感のようなものでした。


行こう!と決めてからは、長い間フォローさせていただいたブロ友さんにメッセージをお送りしたり、久々に積極的な自分が顔を出してきました。



そして、会場のセルリアンタワーには想像をはるかに超えるたくさんの出会いが待っていました。

落ち着いた雰囲気。ゆったりとした気持ちで感動に包まれました。



Zoom上のカウンセリングで毎月お世話になった先生は、お声がけすると一瞬でマスク姿の私に気づいてくださり感激しました。


本試験直前のカウンセリングでも、「祝賀会で会いたいですね」って仰ってくださっていて、わたしも是非ともお会いしたかったので、夢がひとつ叶ったんです。


一番に名刺交換をさせていただきました。明るく爽やかで思いやりにあふれる方で、奇跡的に同じテーブルに座ることができ、たくさんお話できて本当に幸せでした。


同じテーブルの同期の方々も皆さんフレンドリーで優しくて。
偶然にも全員平林先生の上級コースを受講していたので、すぐ緊張がとけて楽しく過ごせました。


また、メッセージを送ったブロ友さんにも後半の方でやっとお会いできました。
一緒に受験時代をたたかってきて、文章にも親しみをもっていたので、同じ年に合格できたことも嬉しくて。
穏やかな雰囲気のとっても優しい方です。


さらに平林先生にも初めてお会いしましたよ。2023年に家族よりも長い時間を過ごした(注:一方的に見るだけ)のですが、お話するのは初めてで
「本物だ!(平林先生ごめんなさい)」と夢でも見てるような不思議な感じでした。


先生の前には常に生徒の行列ができていたので、ゆっくりはお話できませんでしたが、かろうじて感謝の気持ちは伝えられたのかなと思います。
講義でもたくさん笑顔にしていただきましたが、祝賀会でも驚異的な記憶力ですぐ私たち生徒の顔を覚えてくださる、面白くて気さくであたたかい先生です。


他に祝賀会で印象的だったのは、合格者のほとんどが初対面なのに既に「同志」な感じがしたところです。
あの辛い試験勉強や試験を乗り越えたことを称えあう、一体感のようなものがその空間に存在していました。


長くなりましたので、次に続きます。
ここまでお読みいただいてありがとうございました(#^^#)

猫の日に届いたメッセージ

こんばんは。ご無沙汰しております。

いかがお過ごしでしょうか。



今朝、こちらの地方は一面が雪❄でした。久々に雪用のごっついブーツに登場してもらいました。


晴れた日に撮影したものです。

近所の公園に咲いていました。


合格発表のあと、行政書士として前進したい私の前に、いくつかの壁が現れました。
そのひとつは、試験で後回しにしていた問題。このタイミングかぁ…と落ち込みました。


そして悩んだ結果、今はその壁を乗り越えることを最優先させ、開業は焦らずきちんと準備をしてからにすることに決めました。


1年とか期限のある資格じゃないよと励ましてくださる同志(ブログで出会いました)もいて、本当にありがたくて…。まだ会ったことがないけれど、いつかきちんと会って感謝を伝えたいです。


さて、先日、伊藤塾の祝賀会に参加していろいろな方と出会いました。(祝賀会は楽しくて、参加して本当によかったです)


ただ、その後Xなどで真っ直ぐ開業に向けて進んでいらっしゃる方々を見ると、のんびりした私でもやはり焦るようになりました。


Xを見なきゃいいのに見てしまって、比べてしまう日々を過ごしていましたが、


今日、思いがけなく、ある方からいただいた言葉で、はやる心が穏やかになりました。


それは、情報量が多すぎてすっかり自分を見失っていた私に一番必要な言葉でした。


メッセージを読んで、私のペースでいいんだって心が楽になりました。
試験の勉強だって、かけ足じゃなかった。一歩一歩ゆっくりしっかり進んできたはず。


その方のメッセージで大切なことを思い出しました。


これからもずっと、心から尊敬する人生の師だと改めて思いました。


その方もネコを愛する方。
そういえば今日は猫の日だと気づき、天国のネコたちが結んでくれたような不思議なご縁を感じます。


そうそう、本日は行政書士の日でもありますね!


ここまでお読みいただいてありがとうございました(#^^#)

BRAHMS Symphony No.3 Conducted by…

世界中から愛されている指揮者

小澤征爾さん。



新聞の一面記事で逝去されたことを知ってから、深い悲しみと寂しさのなかにおりました。

心より御冥福をお祈りいたします。



どの追悼記事も、小澤さんへの深い尊敬と言葉で表しきれないほどの親愛に満ちていますね。

特に、朝日新聞デジタル版で読んだ村上春樹さんの記事が印象的でした。



今日は、個人的で少々マニアックな話を綴ってみます。

(長文ですが、もし音楽に興味がありましたら、お読みいただけると幸いです)



遥か昔、大学生になった私は、愛するネコたちと離れて暮らし、雪深い地方都市で一人暮らしをしていました。



友だちに誘われて軽い気持ちでアマチュアのオーケストラサークルに所属して、コントラバスという低音の大きな弦楽器を弾いていました。



新入生の私が先輩におすすめのCDを尋ねると、小澤さんの指揮するサイトウ·キネン·オーケストラを特に弦楽器が美しいからという理由で薦めてくださって、アルバイト代で毎月少しずつCDを集めるのが楽しみでした。



1年生の冬、初舞台となる演奏会でブラームスの交響曲3番を演奏することになり、練習の後も同級生たちとこたつで鍋を囲みながら、スコアを片手に「この和音がいいよね」とか、様々なことを話していたことを覚えています。



ブラームスは生涯に全部で4つの交響曲を残していて、そのすべての交響曲が好きな順位をつけられないくらい素晴らしいです。

(ブラームス本人は、自分の曲の中で交響曲4番がいちばん好きだと話したと言われているそうです)



クラシックに興味のない方も、聴いてみると案外この部分がいいなってところが見つかるのではないかと思います。



交響曲第3番は、3楽章もとっても素敵ですが、当時は特に4楽章が好きで暗譜してしまうくらい練習しました。



(コントラバスは弦楽器の中では音符の数が少ない曲が多いのですが、4楽章は結構忙しくて、リズムがとてつもなくかっこいいのです)



※もしヘッドフォンで聴くときは、音量のアップダウンが本当に激しいのでご注意ください。



そして、そのサークルで指揮をしてくださった先生が、学生の頃に演奏者として小澤征爾さんのご指導を一度だけ受けたときの思い出を静かに話してくださったことがありました。

本当にお優しい方だと分かり、私は小澤さんがますます好きになりました。



今日久々にブラームスを聴きました。

 


小澤さんの音楽を思うときに、生きることから目をそらさないという言葉が浮かびます。



美しく強く厳かで、雲間から光が優しく射し込むようなブラームス

力強い躍動感に勇気づけられるベートーヴェン

私の語彙力では伝えることはできないかもしれませんが、



小澤さんの指揮するどの曲を聴いても、「そのままでいい、どっしり生きろ」と言ってくれているように感じます。



思い返せば、小澤さんの音楽は、苦しいときも楽しいときも、いつもずっとそばにありました。



卒業後、再び一緒に暮らし始めたネコたちも、一緒にクラシック音楽や映画音楽を聴くのが好きなようでした。ネコによって、好きな作曲家が違うことも興味深かったです。



末っ子ネコは、ヴァイオリンの美しいお気に入りの曲をかけてあげると、おもむろにCDプレーヤーの前にやって来てドサッと横になり、めいっぱい伸びをして陣取り、うっとりと音楽を独り占めしてみせて、いつも笑わせてくれました。



小澤さんの事を考えているうちに、自分でも思いがけないところまで記憶が蘇りました。



小澤征爾さん、素晴らしい音楽を、あたたかい優しさをありがとうございました。

今度は天国で、思う存分指揮されることを祈っています。