。こんばんはー。
小さくなった石鹸を新しい石鹸に合体させる技術だけは一人前、継ぎ足しを続けた石鹸は、串カツ屋の秘伝のタレに匹敵すると言われる虫歯天使です。
ミニ地球ですか。ええ、絶好調ですとも。
しかし何でこんなに調子が良いのか?
スタート時は壁面がコケ(生物学的には緑藻とか藍藻?)だらけだったのが、キレイになってしまったり。
オラついたグッピーの捕食によって、どんどん個体数を減らしていたと考えられるミナミヌマエビさんが、個体数を回復しつつあり、グッピーさんはオラついた行動をせずに、底床ばかりつつくようになりました。
今日は縁起の良い抱卵個体に出会いました。
それらの原因については、これまでにも色々と語ってきて、中にはほぼ確実と思える仮説や、仮説度が高過ぎる仮説もありました。
しかし、ここで、私は、今までのミニ地球と比較して、今回の1トン級ミニ地球「バイオキューブ」では、「根を張る水草」が何種類も植えられており、その中には空中進出を果たしたロタラ赤、同じく空中進出を果たしたC4植物のアルテルナンテラレインキー•ミニ、そして「バイオキューブ」の床面積の半分近くを勢力下にしてしまった、スクリューバリスネリアが含まれています。
このうち、過去のミニ地球に使用されたことがあるのはスクリューバリスネリアのみであり、それも、今ほどガッツリと砂を入れていたわけではありませんでした。
何故、根について注目しようと思ったのかというと、
(1)根をしっかり張る水草がある水槽では、硝酸塩の濃度は上昇しにくい
という、伝説のサイト「GOOD AQUA」に書かれていたことが、ずっと気になっていたから。
(2)陸上植物では根と、根につく微生物が何やら神秘的な相互作用をしているという話を聞いたことがあり、水草でも似たようなことが成り立つのではないかと思ったから。
で、最近は「根」についてちょっと調べていたんですが、出るわ出るわ。衝撃の新事実の数々。ここから先に記すことは、生物に詳しい方なら常識レベルのこともあるかとは思いますが、よほど「根」に関心がある方でない限り、何かしら新しい情報もあるのではないでしょうか。
事実1 植物は根でも呼吸する
植物の呼吸といえば、中学校で習う気孔がまず思い浮かぶ私ですが、植物は拡散とか浸透によって呼吸することができるそうです。乾燥耐性のため、クチクラが発達した場所ではそうもいかないらしいですが、これってつまり、クチクラが発達して拡散と浸透では呼吸ができなくなるのと引き換えに、気孔というものが獲得されたっていうことなのかもしれません。
事実2 水草の場合、土壌に含まれる酸素は少ないが、葉や茎から吸収した酸素が根に送られ、根から漏れ出している
マジか!?
これって、土壌中では、根の周りは酸素が供給され、他の微生物も生息できるような環境が生み出されるということに他なりません!
ここから先は、水草で成り立つのかどうか不明の話になります。基本的に陸上植物の話ですが、私見では、水草にも当てはまることが多いように思われます。
事実3 植物の根は、多糖類を分泌し、表面の細胞を剥がれさせながら伸びていく。多糖類には摩擦抵抗を減らすはたらきがある。多糖類も、剥がれた細胞も、易分解性の炭素原としてバクテリアのエサになる。
マジか!?
酸素も補給して、エサまで補給してるって、もはやバクテリアを飼ってるようなもんじゃん!
事実4 そのバクテリアを食べる原生動物が集まってくる。バクテリアは周囲の有機窒素を無機化するが、原生動物がバクテリアを捕食することで、無機化された窒素の一部が放出され、根に吸収される。
原生動物まで操ってんのか!?
おいおい根っこさん。
いい加減にしとけ!
事実5 原生動物はバクテリアを捕食し、個体数を減らす一方で、何らかの方法でバクテリアの活動を活性化させていることが知られている。アンモニアの硝化作用もまたしかり。
何じゃそりゃ!?
もう理解不能!
事実6 以上のような、原生動物を介して、窒素の吸収効率が高まることを加味しても、原生動物がいる場合には、植物の根は「増え過ぎ」ているらしい。
その原因として、植物の成長ホルモンであるオーキシンをつくるバクテリアがいて、これが原生動物による捕食をうけることにより、オーキシンが放出されているらしい。
何でもアリだなお前ら!
おれはもう
カレーパン食って寝るよ!
1トン級ミニ地球「バイオキューブ」の、
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