8月になりましたね~。
今年の暑さはものすごい気がします。
年々暑くなっているのでしょうか?
熱中症対策をしてくださいね。
室内でも熱中症になることもありますので
水分補給やこまめな休憩をとってくださいね。
前回のブログで紹介した昆虫博士の三田村先生。
いろんな昆虫に精通していて
何かあったときにはアドバイスをいただいています。
とくにカイコについては専門分野で
今回もいろいろなカイコを持ってきてくれました。
こちら、見た目は普通のカイコ。
でも、どんどん育って繭(まゆ)を作り始めると…
このように黄色い繭を作ることができるカイコだったのです。
(でも、なかには白い繭になるのもあるそうです)
人間がカイコを育てるようになったのは
カイコの繭が絹(きぬ)という繊維(せんい)になるからです。
絹はシルクともいって、今では高級な繊維となっています。
昔は日本でも養蚕(カイコを育てること)が盛んで
養蚕を仕事にしている家庭も少なくありませんでした。
だからカイコを
「お蚕様(おかいこさま)」といって様をつけて呼んでいました。
このカイコは体の模様がかなり違いますね。
どうしてこのような模様になっているかというと
人間が飼育しないと生きていけないカイコと
野生に生息しているカイコの原種であるクワコの
遺伝子を持ったカイコだったからです。
成虫になるとこのようなガになります。
カイコは翅(はね)が退化して飛べませんが
カイコとクワコのハイブリッド種は
飛ぶことが出来るのです。
次に紹介するのはこちら
天蚕という名前のついているヤママユです。
(こちらは標本のみ展示してありました)
ヤママユの繭は
緑色をしていて、ちょっと大きめです。
もちろん、繭も大きめ。
サナギも左上に見えているカイコのサナギと比べても
大きいことが分かると思います。
今回、ヤママユの幼虫はいませんでしたが
ヤママユの幼虫はびっくりするくらい大きいのです
話はカイコに戻しますが
カイコガはとてもかわいいのです
写真ではカイコガの魅力は伝えられないかもしれません。
飛ばないし、ほとんど移動しないし、エサも食べません。
カイコガの魅力は実際に目で見てもらわないとね~。
こちらの女の子は
とっても楽しそうに成虫に触っていましたよ