みなさん、火山は好きですか?
福島県には、活火山がいくつあるかご存知ですか?
(答えは、2番目の写真にあります)
火山や活火山がある風景は、雄大でダイナミックで
惹かれます。
火山や活火山の近くには、たいてい温泉もありますね。
しかし、その火山がひとたび噴火すると、
美しいとか、好きだとか、いってられません。
最近では、2014年の御嶽山の噴火、
2018年の草津白根山(本白根山)の噴火などで
人命が奪われ、大きな被害が生じました。
今月中旬に実施した実験プログラム
『火山の噴火再現モデル』を紹介します。
はじめに、火山や活火山についてのレクチャーがあります。
福島県内には、活火山が5つもあることを紹介しています。
その後、実験の開始です。
粘土をこねて、延ばします。
真ん中に、穴をあけます。 これが噴火口になります。
マグマだまり(プラカップ)に水をいれます。
注射器で水の量を正確にはかります。
さらに、墨汁もいれてマグマらしい色にします。
マグマだまりを攪拌します。
しばらく混ぜていると、・・・?
なんだか、マグマが膨張しているような?
用意しておいた粘土をかぶせて、火山の形を整えます。
しばらくすると、噴火が始まります。
あっちでも、こっちでも、噴火しています。
動画に撮りたくなります。
実験のようすを動画撮影するみなさんが、増えているようです。
最後に、火山と記念撮影です。
実験成功です。 うれしい~。
溶岩流が2方向に分かれています。
これは恐ろしい。
溶岩流の流れが、とっってもリアル!
僕たちも、成功しました。
私たちの周囲(日本列島)には、活火山がたくさん分布して
います。
火山活動の観測網が整備されていれば、火山の変化を捉えて、
噴火の可能性を事前に知ることができるかもしれません。
しかし、そうでない活火山が多いのです。
住んでいる地域に活火山はあるか?
旅行先に活火山があるのか?
念のため、インターネットでハザードマップをみておこう。
ふだんから、そんなことを考えることができれば、
いざというときの被害軽減に役立つかもしれません。
この実験が、そんな機会になるといいな。