【大切なお知らせ】
~平日にご来館を希望しているお客様へ~
当日の団体利用状況によって
展示室(なぜだろうランド)の
見学ができない場合があります。
ご来館の前に、一度お電話でご確認ください。
よろしくお願いいたします。
先日の火曜日。
子どもたちの活動も終わり
エコハウスからムシテックへ戻ろうとして
ビオトープのわきを通っていたところ
ちょっとした変化に気が付きました。
ビオトープのわきにある樹木クヌギの葉っぱの上に
何やら変なものがついている?
ゼリー状でけっこう大きめのかたまりでした。
よく見ると、小さな卵みたいなものがたくさんあります。
こちらはビオトープにすんでいる
トビケラという生き物の卵なんです。
だから、池に落ちることができるようなところにある
葉っぱにたくさんの卵がついていたんですね。
虫たちも生きるためにいろいろ工夫しているんですね。
さて、ムシテックのなぜだろうランドから出て
外に巣を作ったセイヨウミツバチたち。
巣の数もかなりになっていました。
心なしか、展示室の中にあったときより
生き生きしているように感じてしまうのですが…
ただし、このように巣が屋外に出てしまっている場合
ミツバチたちにとって、大変なことも少なくありません。
巣の近くには大きなクモ(ジョウロウグモ)が
網を張って、待ち構えているのです。
クモの網があるとわからないミツバチたちは
不運にもこのトラップにかかってしまうのです。
クモも生きるためですから仕方ないのですが
ただでさえ少ないミツバチが
どんどん減ってしまうのは悲しいですね。
あと、ミツバチの最大の天敵といえば…
はい。スズメバチです。
大群で襲ってくるわけではありませんが
1匹や2匹がやってきて、ミツバチを1匹ずつ捕まえて
連れて行ってしまうのです。
スズメバチの成虫はミツバチを食べません。
では、どうして捕まえていくのかというと
スズメバチの幼虫のエサにするためなんです。
9月も下旬になると
虫たちがどんどんと減っていきます。
でもスズメバチは幼虫を育てなくてはいないので
エサを探すために必死になってくるのです。
だからこの時期のスズメバチはとくに気を付けなくてはいけません。
二ホンミツバチであれば
スズメバチにも対抗する術をもっていますが
ムシテックのミツバチは、セイヨウミツバチ。
残念ながらスズメバチを退治することはできないのです…。
なんとかスズメバチの襲来を
乗り越えてほしいと切に願っております。