この前の日曜日
9月4日の朝のことです。
なぜだろうランド(展示室)の中にあるミツバチハウス。
エサとしてあげている砂糖水が
どれくらい減っているかなぁ?と思い、行ってみると…
お、そんなに減っていない。
…ん?いつもと何かが違います。
いつもとくらべて、異常なほど活発に動いているのです。
通路のミツバチたちも激しく動いています。
通路にはこんなにいっぱいのミツバチが!!
こんなに激しく動いているということは
通路の先である出口付近に
天敵であるオオスズメバチの襲来か!?
と思い、出口を見てみると。
巨大な塊があるではありませんか!!
展示室の外側からミツバチの出口を見てみると…
なんと!ミツバチたちの塊ができ始めていました。
じつは、これは中にいたミツバチたちが集まって
「蜂球(ほうきゅう)」というものを作っていたのです。
この蜂球を作るということは
女王バチが働きバチを引き連れて
他の場所に巣をつくるために出ていく行動なのです。
(このような蜂球を「分蜂蜂球(ぶんぽうほうきゅう)」といいます)
働きバチたちが女王バチを守るようにしてかたまっています。
このまま数日とどまることもありますが
新しい棲みかが見つかったら、そこに移動するそうです。
(まだ、どのように移動するかは見たことありません)
そして、しばらくしたあとの
ミツバチハウスは…
落ち着きを取り戻していました…。
ミツバチがウジャウジャいた通路も
このように何事もなかったかのように
静まり返っていました…。
ミツバチが密集していたところも
かなり減ってしまいました…。
ほとんどいない巣板も…。
ミツバチたちが棲んでいるところが手狭になってくると
このような分蜂という現象はあるのですが
たくさんのミツバチたちがいるところを
お客様に見ていただくという
生体展示をしている
ムシテックワールドとしてはな出来事でした。