両手をお椀のように組むと、誰でも水をもてますね。
でも、指の隙間から少しずつ水が漏れてしまします。
ここで紹介する『手でもてる水?!』は
手からこぼれないんです。
しかも、さわるとプニュプニュしてきもちいい~。
はじめに、実験方法などを説明します。
集まったみなさんは真剣に聞いています。
みなさんの期待を感じます。
ガラス製のボウルに水をいれます。
紫色の液体をレンゲに移します。
それを、塩化カルシウム水溶液が入っているガラス製のボウルに
入れます。
すると、紫色の液体が混ざらないで、塊になってます。
なんだか、かわいい~!
つぎに、紫色の塊を水が入っているボウルに移します。
紫色のいろんな形の塊ができました。
ほらっ、手で持てるよ。
この実験でつかった紫色の液体は、
アルギン酸ナトリウム水溶液です。
それが、塩化カルシウム水溶液にふれると、化学反応をおこして
アルギン酸カルシウムの薄い膜ができるんです。
手でもてる水の正体は、アルギン酸ナトリウム水溶液だったんです。
その濃度は、質量パーセントで約1%。
この実験に使用した材料は、すべて食べることができます。
紫色も食紅でつけました。
できた「手でもてる水」も、もちろん飲めます。
ただ、実験に使った道具が調理用具ではないので、
今回の手で持てる水は飲めません。
実験の終了後、ニコニコしながら見せてくれました。
こんなのができました!
どれどれ、よ~く見せて。
有名なネズミのキャラクターのようです。
小さな玉が、たまたまくっついたようです。
(ならべたわけではありません。念のため。)