今週、鹿児島県の桜島で噴火が発生し、ニュースになりました。
ムシテックワールドの科学実験教室でも、小さな火山が噴火
しました。
実験プログラム『火山の噴火再現モデル』を紹介します。
はじめに、火山(活火山)についてのレクチャーがあります。
その後、机上で火山づくりが始まります。
まず、紙粘土をこねます。
薄く伸した粘土に指で小さな穴を開けます。
この穴が噴火口になります。
火山の深部にあるマグマだまりに、マグマの材料を投入します。
石膏、水、洗濯糊などを入れます。
マグマに色づけします。
墨汁を入れます。いままで白かったマグマが黒くなります。
そこに、食紅を少々。これですっかりマグマ色です!
最後に、重曹を入れます。
マグマだまりを攪拌して、噴火のきっかけをつくります。
ここで、慌てず慎重にマグマだまりの蓋をして、
はじめにつくった噴火口をのせて火山の形を整えます。
しばらくすると、噴火口から溶岩流が流れでます。
うわぁ、気持ちわるいような、うれしいような。
おぉっ! みごとな溶岩流ができています。
噴出してすぐの溶岩流は、表面がつやつやですが、時間と共に
火山ガスが抜けた小さな穴ができて、がさがさになります。
超リアルな溶岩ができました。
この溶岩は、完全に冷却固結するのに一日ほど時間を要します。
参加したみなさんは、慎重に火山を自宅へ持ち帰り、その後も
しばらく溶岩のようすを観察することになります。
小学生がいらっしゃるご家族で参加したみなさんのなかには、
夏休みの自由研究の参考にするため、メモや写真をとっていました。
当館が位置する福島県にはたくさんの活火山があります。
活火山とその活動について知ることは、防災・減災のためにも
大切ですね。