みなさん、卵は好きですか? よく食べますか?
この十数年、私はちょっと苦手です。
先週末の実験プログラム『不思議なゆで卵』を紹介します。
いったい何をしてるんでしょうか?
生卵に懐中電灯の光を当てています。
こうすると、明るいオレンジ色に見えます。
その卵を細長い袋(今回は傘袋)に入れて、ブンブン回します。
この作業は、とっても疲れます。みんなで交代しながら回します。
20~30回もブンブン回したら、袋から卵を取り出して、
また光を当ててみます。
あっ? さっきと違います。
いよいよ、卵をゆでます。
ころころ転がしながら茹でます。
茹でていると、卵にヒビが入ることがあります。
おやっ? 割れ目から見える卵が黄色です!
殻をむいてみましょう。
うわ~! 黄色いサクランボ♪ ではなくて、黄色いゆで卵です。
何だか不思議で、ちょっとうれしい。
これも見て~。
黄色いゆで卵を切ってみましょう。
中心に白身、外側に黄身。
不思議なゆで卵(黄身返し卵)ができました。
左側のゆで卵は、ブンブン回してないふつうのものです。
科学では、比べることが大切ですね。
私たちのゆで卵も少し変わってま~す。
白身の部分が薄いんです。
そして、黄身の部分がボソボソしてないようです。
ぼくたちも、黄身が大きなゆで卵ができました。
お塩をかけて試食です。
この不思議なゆで卵は、どれだけブンブン回すかがポイントです。
回しすぎると、白身のないゆで卵になるんですよ。
ゆで卵の表面が黄色くなるまでブンブン回すのはとっても難しくて、
成功率はおよそ30%ほどでした。
みなさんも、次回はぜひ挑戦してください。