先週の日曜日の朝。
駐車場のごみ拾いをしていたら
サイエンスロードにある生き物が…
まぁ、ここではいろいろな生き物を目撃するのですが
こちらの野鳥、かなり近づいても
まるで石にでもなったかのようにピクリともせず![]()
なんとなく幼鳥っぽいので
あまり飛ぶことに慣れていなかったのかもしれませんね。
さて、今日の主役は野鳥ではなく
こちらの中にいる生き物たちです!
ホワイトアイ。
ムシテックのブログを見てくれている方ならば
すぐにわかるかもしれませんね。
大阪府の元木さんが「福島の子どもたちに…」という思いで
大切に育てていたオオクワガタの幼虫なんです。
幼虫の姿ではまったくわかりませんが
成虫に育つと眼の白いオオクワガタになる
とっても貴重な幼虫なのです。
成虫になった姿がこちら
こちらがオス。![]()
そして、こちらがメスです。
白いのがよくわかるように
黒い眼のオオクワガタもご覧ください![]()
こちらは目が真っ黒ですね。
白い眼のオオクワガタになるという幼虫を
育てるための講座を開催したのです。
自宅でも飼育できるようにムシテックで学んでもらいます。
こちらの土に見えるのが幼虫のご飯になる昆虫マット。
これに水分を加えて、ちょうどよい水分量にしてもらいます。
それを、飼育用の容器に入れて
棒を使って、しっかりと押し込みます。
この昆虫マットがご飯になるのと
サナギになるためのお部屋(蛹室)を作るためにも
ある程度の硬さが必要なのです。
ご飯と住みかができたところで幼虫を入れてあげると
元気な幼虫がどんどんもぐっていきました。
先ほども書かせていただきましたが
この幼虫は大阪府の元木さんという方が送ってくれています。
皆さまもご存じの通り、2011年に東日本大震災があって
福島県はかなりの被害がありました。
「福島の子どもたちのために…」という想いから
無償でたくさんの幼虫や成虫、そして飼育用品まで
10年にわたってご支援してくれているのです。
今までご支援してくれた幼虫や成虫の数は
もう数えきれません。軽く1000頭以上になります。
幼虫も成虫も飼育するには時間も費用もかかります。
それなのに、元木さんは「子どもたちの笑顔のために」という
それだけの思いで、10年もずっと支援してくれています。
1回だけでもすごいことなのにそれを10年にわたってです。
今回も多くの子どもたちが笑顔になって帰っていきました。
大切に育てて、元気な成虫になってほしいと心から願います![]()
















