私たちの健康を維持するのに欠かせないミネラル。
他の栄養素と同様に、食事をとおして摂取しています。
そのミネラルの一つであるナトリウム(食塩)をつかって科学する
実験プログラム『食塩の科学』を紹介します。
はじめに、食塩水をつくります。
メスシリンダーで水を計ります。
その水に食塩を溶かして、正確な濃度の食塩水をつくります。
できあがった食塩水を1滴、スライドガラスにとります。
水分をとばしてから、顕微鏡で観察します。
次は、メスシリンダーの中で静かに食塩を溶かします。
蜃気楼を見ているようで不思議です。
食塩水を金属棒の先につけてガスバーナーの火に入れます。
炎色反応を観察します。ミネラル成分がわかります。
水や食塩水にいろんなものを入れて、浮くか沈むかも調べます。
水の中で沈んでいたものが、食塩水を加えると・・・。
その変化がおもしろいです。
先ほど準備したプレパラートを顕微鏡で観察します。
食塩の粒(結晶)を見る機会はめったにないので、子どもも大人も
熱心に観察します。
せっかくですから、みなさんも観てください。
中央のピラミッド形をしているのが、食塩の結晶です。
最後に、楽しい実験です。
天然の塩(岩塩)を劈開面に沿って割ります。
立方体や直方体になれば完成です。
あと少しですね。
現象や変化が目で見える実験だったからでしょうか?
参加したお子さんたちが楽しそうでした。
あっという間の50分間でした。