本日6月21日(日)は、昼の長さが1年の中でもっとも長い夏至です。
そして、午後には部分日食があります。
星好きの人には楽しい日になりそうですね。
時計や暦がなかった時代に春夏秋冬の節目の日を知るために、
私たちのご先祖は、日の出・日の入りの方位を利用しました。
そのための装置として、世界的に有名なのがイギリスにある
「ストーンヘンジ」です。
日本にも同様のストーンサークルがあるのをご存じですか?
とくに秋田県では縄文時代のストーンサークルが多数見つかって
います。
下の写真は、東京都町田市にあるストーンサークル「田端環状積石(たばたかんじょうつみいし)」です。
ここでは、日没の方位から冬至の日がわかります。
なお、このストーンサークルはレプリカです。ほんものは、地面の
下に埋もれています。
季節によって、日の出・日の入の方位や南中高度、そして
昼夜の時間が変化することは、大昔の人々にとって不思議で
神秘的なことだったでしょう。
こちらは、須賀川市翠ヶ丘公園の「石の彫刻の森」にあるものです。
これ(上)は、遺跡でなく彫刻作品ですが、東西南北に石が配列されているそうです。 カッコいい~っ!
世界の国々と同じように、日本でも古くから、太陽は神様と考えられていました。
その神様のとおり道である神社の参道が、太陽の方向を指し示していることがあります。
例えば、須賀川市大町にある御嶽山神社(おんたけさんじんじゃ)の
参道は、夏至の日没方向を向いています。
写真(下)は、夏至の4日前に撮影しました。
夕日が鳥居のほぼ中央に沈んでいくように見えます。
あなたの町の神社はいかがですか?
調べてみると面白いかもしれませんね。
6月4日のブログ「みんなで観よう!」で部分日食の観察方法を紹介
しました。
太陽が見えている地域のみなさん、目にダメージを与えないように
気を付けて観察しましょう。
ムシテックの空が晴れて部分日食が見えたら、後日そのようすを
ブログにアップします。お楽しみに。